思わずトリップしてしまいそうになるアニメのオープニング曲3本
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PSYCHO-PASS
アニメのオープニングは、映像と音楽の相乗効果によって様々な感覚を視聴者にもたらしてくれる。
そんな数あるアニメOPの中から、今回は視聴者の意識を取り込んでハイにさせてくれるようなものを三本選んでみたので、ご紹介しよう。
■『亡念のザムド』OP
使用楽曲:『SHUT UP AND EXPLODE』/BOOM BOOM SATELLITES
『亡念のザムド』は2008年にPS Storeで配信、2009年にTV放送されたボンズ制作のアニメ作品だ。
テーマ曲を演奏するのは日本のビッグビート・ユニット、BOOM BOOM SATELLITES。『機動戦士ガンダムUC』や『アップルシード』などにも楽曲を提供しているユニットなので、ご存知の方もいるだろう。
もともとテクノとロックのミックスを基調としているユニットの曲だけあって、『SHUT UP AND EXPLODE』も独特なグルーブ感のある楽曲だ。
さらにそこへ、ボンズらしい凝った演出の映像が合わさることで、そのグルーブがよりユニークなものへと昇華されている。入りの数秒から、ここまでグッと心を掴んでくれるOPもそうないだろう。
■『serial experiments lain』OP
使用楽曲:『DUVET』/bôa
『serial experiments lain』は1998年に放送されたTVアニメだ。放送から既に15年以上経っているが、その類を見ない内容から、今もカルト的な人気を誇っている。
OPテーマを担当したのは、はるか海の彼方・イングランドのロックバンド、bôa。
アニメの作風自体、かなりダウナーなものであるだけに、OPの作りも実にダークだ。
透明感と叙情性がないまぜになったマイナーサウンドに、言い知れぬ不安感を煽る映像が重なっており、そこから生まれる奇妙な感覚は筆舌に尽くしがたい魅力がある。
(C)Geneon Universal Entertainment.
■『PSYCHO-PASS 2』OP
使用楽曲:『Enigmatic Feeling』/凛として時雨
最後は現在放送中の作品『PSYCHO-PASS 2』のオープニングだ。テーマを演奏するのは一期でも前期OPを担当したロックバンド・凛として時雨。
このバンドは男女二人によるツインボーカルと、破壊的でいて美しいサウンドが特徴で、男性ボーカル・TKのファルセットを多用した歌唱は特に印象的だ。このOPでも、その特色をいかんなく発揮してくれている。
もちろん映像のほうも魅力的だ。『新世界より』を監督した石浜真司コンテ・演出によるスタイリッシュな映像は、音楽とのシンクロも素晴らしく、フラットな画面構成や巧みなリピート演出など見所も多い。
石浜氏の演出したOPは『ヤマノススメ セカンドシーズン』のそれも記憶に新しいが、こちらのOPも間違いなく傑作だ。
©サイコパス製作委員会
(あにぶ編集部/AKIRA-Men)