【科学的考察】なぜゾンビはのろのろと足を引きずりながら歩くのか? (2/4ページ)

Kotaku


たとえば、もしも皆さんがゾンビだっとして、こんな状況だったらどうなるのでしょうか? 白いコートを着た科学者たちが、新鮮な人間の肉をテーブルの上に用意している。するとアナタのアンデッド前頭葉が「行け! それを喰え!」と指示するのです。無料の生肉ですからね。

そうすると、運動前野がどのように手を伸ばして肉を取るのか計算を始めます。ですが、膝の上に置いた手をそこに伸ばすというのは、神経科学的には非常に複雑な動作なのです。そこで計算処理が出来たアナタの脳ミソは、まるで操り人形の手足に付いた糸を引くように、筋肉をどのように動かすのか指令を出すのです。

ここで、街中で人間を襲うゾンビについて考えましょう。彼らはゆっくりズルズルと歩いてきますが、おそらく正しい方向に進むよう、脳ミソは働いているようです。のろのろ歩いても、一旦人間を掴めばあとは楽勝、噛み付くだけですね。

つまり彼らの皮膚運動は損なわれていないものの、大脳基底核と小脳が運動機能障害を起こしているものと考えられるのです。

これが起こると、人々は歩行と動作の同調が劇的に難しくなってしまいます。例を挙げるとパーキンソン病では、前かがみの姿勢をとり、短い歩幅でもつれた足取りで歩くことになってしまうのです。

加えて彼らは、明確なゴールを決めない限り行動すること自体が難しくなり、時には動きが固まってしまうこともあるのです。対照的に、脊髄小脳性運動失調は硬直を発生させます。固まった脚が歩幅を大きくさせ、のっしのっしと歩くようになるのです。しかしこの患者の場合はパーキンソン病とは異なり、動作がもつれることはありません。

「【科学的考察】なぜゾンビはのろのろと足を引きずりながら歩くのか?」のページです。デイリーニュースオンラインは、ゾンビ、映画、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る