「自分に自信を持て!」はデメリットのほうが大きい (1/2ページ)
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ロイ・バウマイスター
言うまでもなく、自己啓発の世界でもっともメジャーなテーマが「自信」であります。とにかく「自信をつける方法」みたいな本は山ほどありまして、その内容といえば、猪木ばりに「自信があれば何でもできる!」といったものが大半。
が、わたしは、この手の話にはかなりの疑いを持っております。というのも、ここ10年ぐらいの研究を見ると、自信があっても能力は高くならないし、人生も上手くいかないって論文のほうが多いんですよね。
一番有名なのは『WILLPOWER 意志力の科学』のロイ・バウマイスターによる2003年の論文(英文)で、自信の有無は能力の高さや成功とはまったく関連がなかったと断定しております。ポイントとしては、
「自信が高くても、別に仕事の能力は高くならなかった」
「自信が高い人は、長期的には嫌われやすかった」
「自信が高くても、リーダーシップが高いわけではなかった」
といった感じ。ただし、自信が高い人は自分のことを成功者だと勘違いしやすいので、自信がない人よりは幸福感が高いのがメリットらしい。ボロクソですね(笑)。
さらには、2011年のカリフォルニア大の調査(英文)でも、自信が高い人ほど「お前の物はオレの物。オレの物もオレの物」というジャイアニズムの持ち主が多く、攻撃的で差別的な傾向が高かったとか。自信の高さがナルシシズムに結びつくのが原因らしい。