『スパイダーマン』や『M:i』ように壁を登れるグローブが実現 (2/4ページ)
ヤモリの粘着力について学んだ、ルイス・アンド・クラークカレッジの生態機械エンジニアのケラー・オータム氏(ホークス氏の研究には未参加)は「これは本当に凄いことだ」とPopular Mechanicsのウィリアム・ハーケウィッツ記者に話しています。
このパッドの仕組みをハーケウィッツ記者が簡単に説明していたので、抜粋して紹介します。
ホークス氏とチームは、PDMSマイクロウェッジという乾燥接着剤を開発しました。ガムテープや強力接着剤とは異なり、この爬虫類にインスパイアされた接着にはナノファイバーが使用されています。このナノファイバーは、壁の表面に噛み合わさると弱い力が生じてくっ付き(「ファンデルワールス力」で知られる)垂直に引くと簡単に外れます。
彼らはスプリングを使い、24のマイクロウェッジパッチを人が手で掴むことのできる平らなプレートに固定しました。この24のパッチが、クライマーの力を分散させるのです。このパッチは失敗を重ねた上で、何度もテストされています。
ノーマルのスプリングでは体重を平均的に分散させることができません。また、パッチがひとつでも限界点を過ぎてしまったなら、そこから雪崩のようにプレート全体に広がってしまいます。
ホークス氏のシステムの鍵となったのはこうです。