RAID/サーバ機のOSアップグレードで発生するデータトラブルに注意喚起!WindowsServer2003サポート終了で想定されるデータトラブルとは? (2/5ページ)

バリュープレス


 アップグレード時は元々のOSのデータ領域をリカバリして新たなOSへと移行していきます。OSのアップグレードの場合、新たなOSは元のOSよりも容量が多い為、その他のデータ領域にまで情報が上書きされてしまいデータを損失してしまうのです。また、0.7〜0.8KB以下のデータはRAIDの管理領域へと直接保存されているため、OSのアップグレードをすることで容量の少ないデータは完全に上書きされています。他にも、操作ミスによってWindows oldへの一時保存を選択せずにアップグレードしてしまったと言う例も少なくありません。

 OSが上書きされればこれまでの階層構造は崩れるため、アップグレード後にユーザーデータが残っていたとしても元のままデータを読み出すことは出来ません。OSの書き換えは、元の情報は無いものとして完全に新しい情報を書き込んでいく為、データ復旧の難易度は格段に上がっていきます。

 先日当社にお持込みのあったRAID/サーバ機は、Windows Server2012へアップグレード時にWindows oldへの一時保存をしたつもりが誤ってその選択をしないままアップグレードしていた機器でした。診断の結果では幸いにもお客様がご希望されるデータ領域は上書きされていないことが分かりました。しかし、この機器はHDD4台組のRAID6で構成されていた為、元のRAID情報を分析してから希望データの階層情報を解析することから非常に難易度の高い内容でしたが、エンジニアの解析によりデータ復旧に成功しております。

 サービスサポート終了に伴い、OSのアップグレードを実施する際は必ずデータのバックアップを取ってから実行するようにしてください。他のパーティションに保存するだけでデータ損失は免れるのです。
 WindowsOSのサービスサポートはServer 2008は2020年にServer 2012は2023年に予定されていることから、サーバを導入する時点でサポートの期間を考慮する必要があると言えます。
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