日本ハム大谷翔平「最多勝で来オフメジャー!」 (2/4ページ)
最速162キロの速球を武器に、24試合に先発登板し、チームトップの11勝(4敗)を記録。防御率2.61、奪三振179、勝率.733の成績を残した。打っては、2割7分4厘、本塁打10本。かのベーブ・ルース以来、96年ぶりとなる"10勝&10本"で、二刀流を批判する評論家や識者を黙らせた。
こうして迎えた日米野球の舞台は、覚醒した彼の実力を判定する格好の機会となった。
「日米野球には、日本人選手の品評会の側面もあります。今大会では大谷が順調に成長していることが確認でき、メジャーのスカウト陣も一安心でしょう」(同)
ただし、メジャーが欲しがっているのは、あくまでも"投手・大谷"。打者としての評価は驚くほど低い。大リーグ研究家の福島良一氏も、こう指摘する。
「日本人投手がメジャーで活躍できることは、すでに証明されています。それに対し、日本人打者はイチロー以外はあまり活躍していない。メジャーは、日本のホームランバッターを評価していないんです」
"打者・大谷"では、スカウトしようという球団はない、ということなのだ。
そもそも二刀流は、日本ハムが大谷を国内に引き留めようとした交渉の中で出てきた"口説き文句"だ。
「大谷は当初、高校卒業後に、いきなりのメジャー挑戦を表明していた。だが、"誰も歩いたことのない道を歩いてほしい"という栗山監督の言葉が彼には響いた。結果、日本ハム入団へと翻意した経緯がある」(全国紙運動部記者)
その前人未到の挑戦は、成功しつつあるかに見える。日本ハムは来季も、二刀流で起用する方針を継続するようだ。とはいえ、
「ここにきて大谷自身は二刀流を捨て、投手一本に絞りたいという考えに傾きつつあるようです」(前同)
ベテラン野球記者の江尻良文氏が解説する。
「今回の日米野球で大谷は投手として招集されたが、練習でバットを振ることに関してはなんの問題もない。にもかかわらず、バットを持ってこなかったんです」
こうした行動は、大谷本人が"そろそろ投手一本で勝負したい"という心境になってきたことを示しているのではないか――。
「栗山監督は、"本人がどちらかに絞ると言いだした時点で二刀流は終わり"と公言しています。