【競馬予想】チャンピオンズCはローマンレジェンドが砂の王者に返り咲くか

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7月のエルムSからぶっつけのローテだが地力は上位。左回り適性も◎
7月のエルムSからぶっつけのローテだが地力は上位。左回り適性も◎

【中央競馬・今週の狙い馬】

 今週の大一番はダートの頂上決戦、チャンピオンズカップ(12月7日/中京競馬場/ダート1800m/※JCダートから名称変更)。今年、一気呵成にスターダムへ駆け上がったコパノリッキーがダート王者の座を揺るぎないものとするのか、それとも別のドラマがあるのか!?

外国馬の参戦はわずか1頭 馬券は日本馬から

 ジャパンカップダートの歴史を振り返ると2001年の覇者クロフネがまっさきに脳裏に浮かぶ。だれもが思い描いたであろう圧勝劇。その期待以上に衝撃的な強さを披露してくれたのではないだろうか。いったいどこまでスピードを持続できるのか予測できない。芝のマイルG1でレコードVを飾ることができる速さが根底にあって成立する、世界レベルのダートホース。記者時代に毎週栗東トレセンで姿を目の当たりにできたことを幸せに思う。

 あのレースで感動したのは、8着に敗れたリドパレスに騎乗していたジェリー・ベイリー騎手のコメントである。米国G1を2連勝して挑んだチリ出身の同馬は2番人気の支持を受けていた。馬の力以外のものを敗因に挙げることはできただろう。しかし彼は「言い訳ができるレベルではない。クロフネとは力が違い過ぎた」と、あくまで潔かった。

 ワールドスーパージョッキーズシリーズに参加した年に栗東トレセンで取材をさせていただいたときも心をうたれた。質問に丁寧に答えてくださり、僕が離れようとしたときだった。抽選で決定した騎乗馬4頭について逆取材を受けたのである。僕の個人的な感覚でいいかと尋ねるとOKだと言う。ありったけ話した。そのあいだベイリー騎手は、うなずきながらペンを走らせる。ひたすらメモを取るのである。驚く僕に「いつもやっていることだ。ありがとう」と握手を求めてくれた。知的で端正な顔立ち。2006年に引退した米国史上有数の名手は本当にかっこよかったなあ。

馬券はローマンレジェンドを中心に 相手は実力拮抗

 チャンピオンズカップには、かつて短期免許で来日したケント・デザーモ騎手が参戦する。彼に取材させてもらった思い出を書けばタイムリーだったが、つい……。インぺラティヴは力量的に厳しいと判断して日本馬から入ろう。

 中心にはローマンレジェンドを考えている。メリハリのある身体が素晴らしい。間隔をあけ一戦一戦に全力を注ぐスタイルが合うのだろう。左回りへの適性の高さに加え、いい脚を長く使えて勝負根性がある。骨折を克服した芯の強さ。心身ともに強い馬だ。

 先行力があるコパノリッキーに粘り強いクリソライト。そしてロングスパートが可能なインカンテーション。この4歳3頭は能力が高い。上積みの大きさならホッコータルマエか。カゼノコは久々を使われたことで前向きになっている。起伏に富む中京コースなら持ち前の末脚が生きるのではないか。

藤村和彦(ふじむらかずひこ)
競馬解説者。1992年から2010年までデイリースポーツ社で記者、デスクとして中央競馬を担当。現在は、週刊『競馬ブック』誌上での「藤村和彦のインタビュールーム」連載、ラジオ関西「競馬ノススメ」(毎週土曜16時30分〜17時)レギュラーなど、フリーで競馬予想、競馬解説、コラム執筆などの活動をしている。
公式サイト/netkeiba.com|No.1予想 藤村和彦

(Photo by lunapark0531

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