全自動調理マシーン登場! ティファール『アクティフライ』は「揚げる」「炒める」「煮込み」を1台でこなす!

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全自動調理マシーン登場! ティファール『アクティフライ』は「揚げる」「炒める」「煮込み」を1台でこなす!

ティファールより「揚げる」「炒める」「煮込み」など多彩な料理に対応し、脂肪分控えめなヘルシー料理が手軽に作れる『アクティフライ』が日本初上陸。少量の油で調理できるとして、アクティフライはすでに世界で700万台の販売実績を誇る人気のアイテムである。油なし調理といえば、当サイトでも既に検証したフィリップスの「ノンフライヤー」が有名だが、『アクティフライ』はただの類似品ではなく、独自のコンセプトを持った商品なのである。


■ティファール『アクティフライ』は「揚げ」だけでなく「炒め」「煮込み」もできる!
熱風で調理する、という基本はフィリップス「ノンフライヤー」と共通。だが、ノンフライヤーがバスケットに熱風を通す構造なのに対して、ティファール『アクティフライ』はフライパン内に熱風を循環させる構造になっている上、自動で回転するパドルがフライパンの中を撹拌してくれるので、「揚げ物」だけでなく「炒め物」「煮込み」なども、焦げ付かせることなく調理ができる。つまりティファール『アクティフライ」は、あらゆる料理を、火を使わず、自動で調理してくれるマシーン、というコンセプトの商品なのである。そう考えると、海外でよく売れているのも、なんとなく理解できる。

そして日本での発売にあたって『アクティフライ』は日本市場向けに開発、機能を強化。唐揚げやとんかつなどの揚げ物、焼きそばやチャーハンなどの炒め物、カレーやビーフストロガノフなどの煮込み料理を手軽に調理できる3つのモードが搭載されているという。

■アクティフライ本体の構造を見てみよう
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大きさは幅40cm、奥行27cm、高さ25cm。重さは約3.7kg。
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イメージとしてはやや大きな炊飯器に、さらに奥行きがプラスされた感じだろうか。女性には両手で運ばなければいけないので、やや重たい。調理のたびに取り出すのではなく、置く場所を決めて設置した方が良さそうだ。
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中身が見えるドーム型のフタ。フタをあけるとフライパンが入っており、回転パドルがついている。フライパンの取っ手は折り畳み式。
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コードの長さは約1.4m。底に巻きつけて収納できるようになっている。
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アクティフライの調理の仕組みは、熱風循環と自動攪拌。熱風循環で食材をムラなく熱し、中のパドルが自動で回転することで食材をムラなく混ぜ合わせることが出来るから、焦げ付かないし、やはりムラなく調理できる。
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そのほかには、オイルスプレー、レシピブック、取扱説明書が入っている。


調理モードは3種類。操作は液晶パネルで行う。
モード① 揚げる
モード② 炒める
モード③ 煮込み
作りたいものに合わせてモードを選んだら、あとは調理時間を設定し開始ボタンを押すだけなので、操作はとても簡単だ!
33-21モード①「揚げる」は、調理開始時には145℃。調理時間の40%を越えると温度は180℃になり、回転パドルが1分間に約2回転の割合で断続的に回転。
モード②「炒める」は、調理温度180℃。 回転パドルは1分間に約10回転で常に回転。
モード③「煮込み」は、調理温度180℃。 回転パドルは1分間に約2回転の割合で断続的に回転。
■モード①「揚げる」 : アクティフライで唐揚げを作ろう
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唐揚げは鶏が持つ脂で揚げることが出来るので、揚げ油を使うことなく外はカリッと中はジューシーな仕上がりになる。
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付属のオイルスプレーで食材に少量の油を吹き付けてもよい。下味をつけて、片栗粉をまぶした鶏肉をフライパン内に並べる。調理モードを①に設定し、約20分間調理する。しばらくすると、中の回転パドルが回り始める。熱風循環の為、調理が開始されるとゴォーとドライヤーのような音がする。回転パドルが回るが、ガタガタとした振動はないので安心。
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調理が終了すると音で知らせてくれる。
ドーム型のフタやアクティフライ本体はかなり熱くなっているので、気をつけよう。
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唐揚げの完成。レシピ通りの時間で調理するとやや足りない印象だったので追加で調理を行った。外はカリッと、中はジューシーな仕上がり! 揚げ油の片付けなどが必要なく、火を使わずに調理出来るのが良いところ。また回転パドルのおかげだろう、揚げムラが少なく、見た目も油で揚げたものに近い。こんがりキツネ色の見た目も、食欲を増してくれる重要なポイントだ。
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ただし、鶏肉の衣は薄めにつけておかないと、熱風で粉が外に飛び散ってしまうのが難点と感じた。

■モード②「炒める」:アクティフライでレバニラ炒めを作ろう
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次に「炒める」でニラレバ炒めを作ってみる。レバーに下味をつけて、先に数分炒めて取り出す。もやし、ニラなどの野菜を入れ、合わせ調味料を加える。レバーを戻して再び調理。レシピ本での調理時間は約11分。しかし、こちらも火の通り方が少し足りないと感じ、追加で調理をした。
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味には満足。もやしのシャキシャキ感が損なわれず、レバーも柔らかく作ることが出来た。

■モード③「煮込み」:アクティフライで野菜と豚肉のトマト煮こみを作ろう
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最後は「煮込み」モード。公式レシピにはないが、野菜と豚肉のトマト煮込みを作ってみる。野菜類をまず調理してから、トマト水煮缶を加えて調理。野菜の火の通り具合の見極めがまだ分からず、こちらも何度か追加で調理を行った。できあがりには、そこそこ。

■アクティフライ、それぞれの調理について
「揚げる」「炒める」「煮込み」のモードのうち、記者が1番バリューを感じたのは、やはり「揚げる」である。ヘルシーで作りやすい。 オイルスプレーで少量の油を吹き付けて熱風で調理するので揚げ油がいらない。また火を使うわけではないので 、開始ボタンを押した後はほかの作業をしていても大丈夫だ。

「炒める」についても、自動で攪拌してくれるので、食材をセットし開始ボタンを押せば、あとは『アクティフライ』におまかせというのは間違いない。個人的には、数分間サッと炒めるだけなら普通に手で調理した方が早いとも思ったが、油ハネで火傷する心配がないし、小さい子供がいる家庭では役立ちそう。

「煮込み」については、そもそも通常の鍋などでもゆっくりと時間をかけて作るものなので、特に『アクティフライ』でなければという印象はなかった。熱風で煮込むためだろうか、水分が蒸発しやすい印象もあり、こちらは鍋で作った方が熱の伝わり方が良いような気もする。
すべてのモードにおいて、自動であること、火を使わないところが『アクティフライ』の大きな特徴であるから、そういう意味では満足度は高い。世界中でヒットしたのも頷ける。

■洗い物がやや大変!?
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さて、洗い物はどうだろうか。便利な自動調理の代償として、洗い物が大変だったりすると、使い続けるのがイヤになってしまう恐れがある。毎回、水洗いするのはフライパン、回転パドル、フタ、本体に設置されているフィルター、ベンチレーション。
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「揚げ物」モードの時は、汚れも少ないのだが、「炒め物」「煮込み」の時は、汚れがこびりついてしまう。 熱風で乾燥した汚れもついてしまっているので、これを落とすのがなかなか大変であった……。
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回転パドルの内側などにも汚れが入り込み、スポンジでは洗い残しが出来てしまう。ブラシが必要になってくるし、溝などもあるため爪楊枝で細かな汚れを取り出したりしなければならない。ただ、多くのパーツは食洗器で洗えるし、そこまで神経質に考えず適当に2~3年使い倒せれば良いという方ならば、焦げ付きも起こらないし、及第点を付けられるのではないか。ともかく、手入れの手間については、通常のフライパンを洗う方がはるかに楽であるのは間違いない。

■アクティフライはおやつも作れる!
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最後に「炒める」モードでフレンチトーストも作ってみることにしよう。卵液に染み込ませたパンを並べて、開始ボタンを押す。回転パドルがまわるので、柔らかいパンだと崩れてしまうのが難点。これは他の食材にも言えることだが、煮込みモードなどで静かに煮込みたい場合は『アクティフライ』は不向きである。この点は注意したい。

■作れる分量は2人前
『アクティフライ』の購入を考える時、この点もよく検討しておく必要がある。1度に調理出来る分量は多くて2人前。育ち盛りの子供がいたり、家族が多い家庭には不向きかもしれない。 一方でアクティフライ本体の大きさは、コンパクトと紹介されているが、やはり存在感はある。炊飯器やオーブンなどの置き場所と同じように 『アクティフライ』を置いておけるスペースが必要だ。こうして見ると『アクティフライ』がマッチするのは、スマートな暮らしを楽しむ都市生活者か、もしくは広めの家に暮らす子育て世帯と言えそうだ。

■『アクティフライ』のクセを見抜くことが調理のポイント
前述の通り、熱風調理の為、「煮込み」調理にはやや不向きな点もあると感じた。食材に熱風が直接当たってしまうからだ。また全体的にレシピ通りの時間に設定すると、火加減が物足りない印象もある。『アクティフライ』での調理のクセに慣れることも必要だ。このあたり、自分の目指す調理方法がどこにあるかが選ぶポイントになってくるだろう。

昨今ではオイルスプレーもどこでも手に入るので、調理を少量の油で済ませたいことだけが目的であれば『アクティフライ』にこだわらなくても良いかもしれない。また「揚げ物」だけに特化して使いたいならば、フィリップス「ノンフライヤー」も購入候補に上がってくるはず。ノンフライヤーは「揚げ」専用品ならではのシンプルさで、パーツ数も少ない。

ティファール『アクティフライ』は、全自動の万能調理マシーンとして、何を任せてもそれなりに満足できるレベルに仕上げてくれるのは間違いない。火を使うスペースがない、もしくは火を使わない調理がしたい。フライパンで調理する時間で他の作業をしたい。1台の家電で色々な調理が出来るものが良い、などのニーズがあるかどうかが、購入のポイントとなってくるだろう。

レシピブックには31レシピが紹介されているが、全体的にはボリュームが少ない印象。もう少し調理に対するアイデアが欲しいところでもある。
販売価格は47,037円(税別)。2014年10月上旬より、全国の量販店、インターネット通販などで発売中。
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