小動物的な可愛い生き物に癒されたい人へ 『ぽてまよ』

あにぶ

ぽてまよ©御形屋はるか/ぽてまよ制作委員会
ぽてまよ©御形屋はるか/ぽてまよ制作委員会


ある日、あなたが家の冷蔵庫をあけると中にケモ耳の生えたピンク髪の2頭身の愛くるしい幼女的な謎の生き物が潜んでいたらどういった反応をとるだろうか。
冷静にそっと冷蔵庫を閉め現実逃避にひたってしまうだろうか、はたまた嬉々としてその謎の生き物を受けいれてしまうだろうか。

『 ぽてまよ 』の物語はそんな、謎の生き物をなんとなくで受けいれてしまう驚きの懐の深さを持つ主人公『森山素直』と『ぽてと マヨネーズ パン』から命名された突如現れた謎の生き物『ぽてまよ』そして彼らを取り巻く個性強めのクラスメートたちとの日常を描いたほんわか癒し系アニメなのだが…その個性強めのクラスメートのおかげで時に、ブラックユーモアなネタに走ったり下ネタやBLネタが混じってきたりとなかなかアブノーマルな作品でもある。

■『ぽてまよ』ってけっきょくどんな子

結論から言ってしまうと謎の生き物のまま終わってしまう。
見た目はカボチャパンツをはいた幼女にケモ耳で、びっくりするとすぐに白目を向いて失禁をしてしまう。
人の心読んだり(特に素直に対する恋愛心や好意を察知するのは得意で、そういう相手に激しい敵意を向く)
オノマトペレベルの言語能力しかなく、かろうじて主人である『すなお』の名前は発声できるのだがその舌っ足らずな感じのcv花澤香菜さんの声が非常に愛くるしい。
頭に鳥が住み着いたり、突然頭から花が生え始めたりとにかく謎の多い生き物なのである。
ライバル?的な存在である『ぐちゅ子』というキャラも登場するのだが、こちらも自分の頭身と同じくらいの大鎌を振り回したり、四次元ポケットのようなパンツをはいていたりと謎の多い生き物たちだ、しかしそんな細かいことを気にしてはいけない!
この二人(二匹?)の小動物的な行動の可愛さにはやはり癒されること必至なのである。 すごくモフりたくなる…。

■癒しや笑いだけじゃない、意外とシリアスな展開も

主人公である素直はあまり、感情を表に出すタイプではなくなんにでもクールな対応を取る無口なタイプです。
でもそれは、決して所謂『やれやれ系の主人公』というわけではなく、母親と幼少のころに死別し海外赴任の多い父とは疎遠な関係になってしまい少し心を閉ざし気味の少年なのです。
そのためクラスにも打ち解けていない浮いた存在であった素直。
そんな彼を変えるきっかけとなったのが『ぽてまよ』という存在なんです。ぽてまよを中心にクラスメートたちと自然に接するようになり笑ったり泣いたりとだんだんと心を開くようになっていった素直。
終盤にはそんな父親との心温まるハートフルなお話もあります。

2015年2月にはBlu-ray BOXの発売も決定している、癒しも萌えも、笑いも涙も兼ね備えたハートフルな良質アニメ『ぽてまよ』。あなたもそんなぽてまよのかわいさに癒されてみては? 電波的で中毒性のあるOPも必聴あれ。

(あにぶ編集部/Uemt)

「小動物的な可愛い生き物に癒されたい人へ 『ぽてまよ』」のページです。デイリーニュースオンラインは、2007年川澄綾子J.C.STAFF喜多村英梨花澤香菜カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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