昔話の英雄たちを現代的なキャラ設定にした結果→auのCM

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昔話の英雄たちを現代的なキャラ設定にした結果→auのCM

昨年末から流れている、昔話の英雄たちを起用したauの新しいCM。桃太郎を松田翔太、浦島太郎を桐谷健太、金太郎を濱田岳がそれぞれ演じています。 昔話の主人公たちが実は友達だった、という設定も面白いのですが、その会話の内容から見られるそれぞれの性格、キャラ設定に注目して見ると面白いです。

まずはCM3作品をご覧ください!

出典: YouTube

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桃太郎はかっこいいモテ男

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桃から生まれておじいさんとおばあさんに育てられた後、鬼退治の旅に出て、その道中に出会った犬、猿、キジにきびだんごを分け与えて家来にし、一緒に鬼を退治する。鬼が奪っていた財宝を故郷に持って帰る、というのがおとぎ話の『桃太郎』の大体のストーリー。

きびだんごを分け与える優しさ、そして家来たちからの信頼も厚い、さらに鬼との対決後には財宝を持ち帰って裕福になっている…。
性格が良い、人望がある、お金もある…そりゃあモテますよね。
そのような背景を元にキャラ設定したのか、この桃太郎は他の英雄たちよりかっこよく、着ているものもちゃんとしています。
「あたらしい英雄・浦島太郎」篇では“かぐや姫が彼女”と公言しています。

浦島太郎はちょっとおバカで純粋無垢

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浦島太郎が浜辺を歩いていると、子どもたちが亀をいじめているところに遭遇し、亀を救出。そのお礼として亀によって竜宮城へ連れて行かれ、乙姫から接待を受けます。浜へ帰ることを告げた太郎に乙姫から「開けてはいけない」という玉手箱を渡されます。亀によって浜辺に戻ってきた太郎でしたが、玉手箱をあけて煙を浴び、老人になってしまう…というのが『浦島太郎』のストーリー。

亀を助けるところは“優しくていい人”と思えるのですが、その後が問題。お礼をしてもらう為にわざわざ足を運び、乙姫(大体美女と言われています)からの接待を受けます。亀を助けただけでこんなにも良い思いが出来るなんて…普通なら「ちょっとおかしい」と思うはず。
さらに、「開けてはいけない」と言われていた玉手箱を開けてしまうあたりも、欲に素直…純粋無垢でおバカな感じがします。

金太郎はマイナス思考で自虐的

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金太郎はクマと相撲をとって勝ってしまうほど強く、また、太い木を押して折ってしまうほどの力持ち…これが『金太郎』のおおまかな内容です。

“困っていた動物たちを助けた”、というエピソードがあるものの、桃太郎のような“桃から生まれた”や“動物を家来にして鬼を退治した”というまさに英雄と呼ばれる実績や、浦島太郎のように“亀を助けて竜宮城に行った”や“お土産の箱を開けたら老人になった”などの奇抜なエピソードがありません。
そんな背景があるからなのか、このCMの桃太郎と浦島太郎を友人に持つ金太郎は、「僕なんて…」と卑屈になっています。無理もありませんね。


この3人の掛け合いが面白いauのCM「あたらしい英雄、はじまるっ」シリーズ。続編はあるのでしょうか?
もしあるならば、桃太郎が彼女と公言する“かぐや姫”や、浦島太郎が騙された“乙姫”にも出演してもらいたいですね!

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