ベルリンに引っ越してくる前に知っておいて欲しい大事な事【ドイツ語編】

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ベルリンに引っ越してくる前に知っておいて欲しい大事な事【ドイツ語編】

ここ数年、ネット上では、ベルリンの魅力溢れる部分にスポットを当てた記事が数多く見られます。 「ベルリン楽しいよー。」 「日本より、みんなユルい感じでサイコーだよー。」 そんなにベルリンって、楽チンで楽しい街??? あまり知られていないけど、実は長期滞在するには意外とハードな街ベルリン。 ウキウキ引っ越してきてから、「こんなはずじゃなかったのに!!」なーんて思わなくてもいい様に、日本を離れる前に、押さえておいた方が絶対いい事ご紹介。 まずは、語学について。。。

ベルリンはドイツの首都。だから、公用語はドイツ語。

「英語だけでも、生活出来るよね。」
ベルリンに長く住んでいると、何度も聞いたこの台詞。

はいはい、確かに英語だけでも、なんとかなるといえばなんとかなる。
というか、ならないでもない。

ただし、その場合。
英語がネイティブスピーカーばりに理解し、話せる事が前提条件。

しかも、移民が多く国際色豊かな街ベルリン。
ドイツなのに、ドイツの首都なのに!ドイツ語で話しかけたら、全然通じない人でした。なんていうのもよくある話。
もう何年もベルリンに住んでいて、定職にもついているのに、ドイツ語を全く話さず英語でのみ生活している東欧人の友人もいる。

「じゃぁ、やっぱり、難しいドイツ語いらないじゃん。」

そう片付けるのは、ちょっと待って!

全てのドイツ人が、英語が話せるとは限らないのだ。

お役所の人が、英語を話せるとは限らない。

長期滞在するにあたって、避けて通れないのは、もちろんその国の滞在許可証 (ビザ)。
日本のパスポートを持っていたら、ドイツ入国日から数えて、最大3ヶ月は観光ヴィザで滞在可能。
つまり、3ヶ月だけの滞在なら、特別な手続きをしなくても、ドイツで生活出来るよ。って話。

でも、それ以上なら、なんらかのビザを、必要書類揃えて外国人局に申請しに行かなければならない。

で、ドイツ滞在における最初の難関が、おそらくこの外国人局。

外国人が毎日大量にやってくる外国人局のスタッフが、話すのはほとんどがドイツ語。
なかには、英語や多少他の言語が出来るスタッフもいるかもしれないけど、基本的には全てドイツ語。

ドイツにやってきたばかりで、ドイツ語はおろか、ドイツ生活の右も左も分からないようなドイツ初心者に、彼ら彼女らは容赦なくドイツ語で問いかける。

「書類出して。今日は、何しに来たの?」

文法が間違っていてもいい。
難しい言い回しが出来なくてもいい。

自分が何のために、ドイツに滞在したいのか?
そのために、ドイツで何がしたいのか?

運が良ければ、提出した書類だけで、すんなり希望のビザが貰えるだろう。
でも、運が悪かったら、滞在目的を、目の前で自分の書類を穴が空く程チェックする担当官に、ドイツ語で説明しなくちゃいけない。

ここでさらに運が悪いと、無愛想に追い払われて、希望のビザ申請すらままならない。。。なんて事もよく聞く話。
(バイト可能なビザが欲しかったのに、自分の経済状態を上手く説明出来なくて、バイト不可のビザになっちゃった!!どうしよう!!なんて言うのも、よく聞く話である。。。)

ドイツの語学学校の授業は、基本すべてドイツ語。

「ドイツ語は、ドイツ引っ越してから、語学学校に通うから大丈夫♪」

よっぽどの語学習得センスが生まれつきあるなら、それでも多分大丈夫。
でも、ドイツの語学学校は、基本的に授業は全てドイツ語で行われる。
ドイツ語文法も単語も、全く分からない、超初心者向け授業で、先生の自己紹介から、授業の説明、全てが当然の様にドイツ語で行われるのだ。

もう!!一体、何話してるのか全然分からない!!

ドイツ語をゼロから勉強しにきたはずなのに、日本の義務教育中に習った英語ならともかく、馴染みの無いドイツ語のシャワーを、いきなり語学学校で、頭からずぶ濡れを通り越すまで浴びるのである。

でも、それはクラスメイトも同じだよね?ね???

戸惑ってるのは、自分だけじゃないよね?

初めてのドイツでのドイツ語クラスで、クラスメイトを見回すと、超初心者クラスなのに、何故かドイツ語を理解しているクラスメイト。。。

しかも、先生が話しているドイツ語に、ドイツ語で質問までしてる。。。

そんな光景も、語学学校ではよくある話。

語学学校に来るのは、何もドイツ初心者とは限らない。
何年も住んでるけど、ちゃんと文法習った事無いんだよね。
そんな風格溢れるおじさんが、隣の席で、同じ教科書を広げて座っている。

クラスメイトの多くは、そんな人達から、貴方と同じ超初心者まで、年齢も国籍も様々だ。
ベルリンの語学学校で、同じクラスメイトになる人達の多くは、東欧人やトルコ系、アラブ系の人達かもしれない。
彼らは文法など出来なくても、めちゃくちゃなドイツ語でも全く気にせず、アグレシッブに発言する事が多い。
そんな積極的な空気に気圧されて、文法を気にしがちな日本人はついつ黙り込んでしまうのだ。。。

じゃぁ、どうすればいいのさ!?!?!?

ドイツ語の渦に飛び込む前に、ちょっとずつ慣れておこう。

ドイツに行く!!ベルリンに行く!!

そう決めたら、まずはドイツ語の勉強を始めよう。
多分、これはドイツに限らず、どこの国に引っ越すのでも多分同じ事。

国をまたいで引っ越しとなれば、他にもやらなければならない事は山の様にあるけど、語学習得はなにせ時間がかかる。ホントにかかる。
1日でも早くとりかかろう。

日本だったら、日本語で書かれたドイツ語の文法書も簡単に手に入る。
スマホのドイツ語文法のアプリもいいけど、充電の心配もアップデートの心配もいらない、書き込みも出来る、紙の文法書を1冊は持っておくと何かと心強い。

文法書読むだけじゃ、つまらないよね~。。。

文法書で、1人コツコツお勉強。
それで習得出来ちゃうような、真面目タイプなら、それも良し。

1人じゃ、全然やる気にならないから、日本で語学学校に先に行っておこうかな~。
もし、お金が唸る程、腐る程有り余っているなら、それも良し。

渡航費、荷物の発送費、ドイツでの新しい住居、保険、生活費。。。
渡独後の出費を考えると、日本での出費はなるべく押さえたいところ。

それに、ホントはがっつりしたいけど、渡独の準備に合わせて、日々の生活、仕事、勉強、諸々考えると、なかなかまとまった時間を取るのは難しい!!

さて、どうする???

とりあえず、ドイツ語に慣れよう。そうしよう。ラジオでも聞いてみる?

毎日何気なく聞いているラジオ。

必要最低限の日々の情報を手に入れたら、あとはドイツのネットラジオに切り替えちゃえ。
話している事は、まだまだドイツ語だから全然分からないけど、毎日ちょっとずつ聞いているうちに、なんとなくドイツ語の発音も聞き慣れてくる。
そのうち、繰り返し出てくる単語がキャッチ出来る様になってくる。

意味が分からなくても、音に慣れるって、とっても大事。ホントに大事。

ネットラジオなら、お金もかからないしね。

音だけじゃ、よく分からないんだよね~。じゃぁ、映画でも見てみる?

気軽に、BGM代わりに聞けるのが、音だけのラジオのいいところ。
でも、映像がついてないと、どういう状況での話なのか分からないから、聞く気も失せるよ。。。

そんな人にぴったりなのが、ドイツ映画。
日本語字幕にドイツ語音声。何度も観て内容が頭に入っているお気に入りの映画なら、字幕無しのドイツ語のみで。

そして、もう1つおすすめなのが、ドイツのPodcastやYoutube。
ドイツのテレビ局が配信している、ニュース番組のダイジェスト版PodcastやYoutubeなら、最新のドイツを含めたヨーロッパのいろんな動きを初めて、いろーんな情報がドイツ語で楽しめちゃう。

じゃぁ、おススメってどんなの???

ここまで書けば、そういう質問もそろそろ出てきそうな頃。
でも、それは敢えて書きません。

ドイツでの滞在目的も、渡独の仕方、準備の仕方は十人十色。
貴方に必要な情報は、貴方しか知りません。

とりあえず、目の前のパソコンで、手の中のスマホで、ドイツについて検索してみよう。
そこから先は、自由にネットサーフィン!!
最初は、よく分からなくても、段々必要な情報が見えてきます。
それが見えてきたら、後は、渡独に向けてまっしぐら!!

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