賛否両論!?『サイボウズワークスタイルムービー第二弾』を見て思ったこと
以前、Amp.でも取り上げたサイボウズによるワークスタイルムービーの第二弾『パパにしかできないこと』が先日公開されました。 第一弾『大丈夫』は、世の働くママの気持ちを代弁していると大反響でしたが、第二弾はどうなのでしょうか? 一児の母でもあるAmp.編集部メンバーが実際に見て思ったことを正直に話します!
実際のムービーはこちら
出典: youtube
主人公の西田尚美さんが、イクメンを自認している同僚との雑談中に、子育ての大変さを回想する内容になっています。
このムービーの言いたいこととは、ズバリ「とにかく、ママを労わって!」ということでしょうか。
確かに、『ママにしかできないこと』はあるのかもしれない…

育児参加に主従があると、おのずと子どもは主の方に甘えます。
一般的には、だいたい”ママ”が主になっている家庭が多いと思うので、今回は”ママ”を主語として話を進めたいと思います。
例えば、どんなに他者があやしても泣きやまなかった赤ちゃんが、ママが抱っこした途端に泣き止んだり。
ママと一緒じゃないとおでかけしない!と癇癪を起こしたり。
家庭や子どもの性格によってそれぞれ起きる事象は違うと思いますが、多かれ少なかれ育児中の家庭には『ママじゃないとできないこと』はあると思います。
このムービーにもあるように、それって日々の小さなことの積み重ねですから、いちいち箇条書きにして提出するわけでもなく、家族会議の議題にあげる内容でもないんですよね。
恐らくママも「この子って私じゃないとダメなのよね」というシチュエーションが嬉しいはずです。というか、それほどにわが子から必要とされていなければ子育てなんてやってられませんし、それが子育ての喜びであることはまぎれもない事実です。
じゃあ、子どもから必要とされて幸せなはずの子育てをしんどいと感じてしまうんでしょうか?
理由は大きく3つ

私は、大きくわけて3つの理由があると思います。
①自己肯定感の欠如
これはもう語られ過ぎていますが、育児中のママというのは誰からも褒められません。仕事ではあるけど、業務ではないので、目標設定もなくゴールもありません。
仮に「ちゃんとした大人に育てる」がゴールだったとしても、結果が抽象的だし、時期も10年以上先です。
なので、子育て真っ最中のママはふとした瞬間に「誰からも評価されない。これってあと何年続くの…」と呆然となってしまうのです。
②ダンナのあきらめ
『ママにしかできないこと』があった場合、パパから「お前じゃないとダメだから、俺がやっても無駄でしょ?」なんて言われたらママは”キー”となってしまいます。育児だってトライ&エラーの繰り返しなんだから、ある程度場数を踏んで赤ちゃんが受け入れてもらうことも重要になってきます。なのに、2~3回失敗しただけで、「ぼくちんには無理!」とさじを投げられちゃうと、「てめー、育児から逃げてんじゃねーよ!」と怒りがこみ上げてくるわけです。
③選択肢の多さ
戦前までの日本は、仕事も結婚相手も親が決めるものでした。しかし、今は”どう生きるか”という人生観まで自分で選択できる時代です。がゆえに、「こんなはずではなかった」「もっと良い人生を選ぶことができたんじゃないか?」などと、悩んでしまうのではないでしょうか?
このムービーの主人公は、決して育児も旦那さんも嫌いなんじゃない。
誰かから認められて、褒めて欲しいんですよね。
同僚に語りかけてつもりが、自分の家族へのメッセージになってしまったのでしょう。
第二弾、世間の評価は?

出典: youtube
実は、このムービー前作の『大丈夫』に比べて評価があまりよくない模様。
その差は、数字にも表れています。
【大丈夫編】
PV数:661,346
コメント数:81
【パパにしかできないこと編】
PV数:67,910
コメント数:8
動画が公開されて10日経っていますが、反響は芳しくないようです。
第二弾のムービーも、ママの「あるある」を表現できていると思います。
でも、ちょっとコミカルに描きすぎているんですよね。
第一弾はママの気持ちに寄り添い、問題提議してくれるようなテンションだったのが、第二段はそれに比べてちょっとコミカル。
このギャップにママたちは戸惑ったのではないでしょうか?
第一弾は真剣に問題を投げかけるような内容だったのに、第二段がコミカルになってしまったため問題の根深さが『おもしろいこと』として世間に伝わってしまいそうです。
また、今回のムービーは現役パパに対する説教感があったのも敗因だったのではないでしょうか?