持たないほうが贅沢?「ない」生活でスッキリ心を軽くしてみて
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モノに囲まれて暮らすことが、かっこいいと言われています。
それは家、車、服などのことです。
モノが多ければ多いほど、その人は裕福だと思われるからでしょうか。
だけど、これからはどうなんでしょう?
ローンを組んで豪華な家を建てたとしても、そこに夫婦と子どもたちと住むのは20年あまり。
そのあとは、広い家に夫婦ふたりだけで住む、ということになりかねません。
考えてみると車だって高級である必要はないし、山のように持っていた服だって古くなります。
「この洋服、どうしたらいいの!?」
そんな声がどこからか聞こえてきそうです。
身辺を整理すると心がスッキリ
「断舎利」という言葉があります。
仏教の用語からきた言葉だそうですが、つまり不要だと思えるものは捨てていきましょうという考え方です。
断舎利とまではいかないけれど、身辺を整理すると心が軽くなったような気がします。
モノがないことで心がすっきりした、という人は多いというデータが出ています。
まず、掃除が楽になります。
モノがない、ということは、散らからないということだからです。
比べないとラクになる
それから、他人と比べなくなります。
比べたとしても、片づける前よりはぐっと減ったことを感じるでしょう。
「あの人は自分と比べて、仕事ができる」
「あの人も結婚してしまった」
そんな考えが、どこかへ行ってしまうのです。
つまり、「あの人はあの人」「私は私」っていう考え方が、自然とわき起こってくるからかもしれません。
あれほど心を占めていた他人と自分を比べなくなるということは、心が健康になった、という証拠です。
最近はプチプライスの可愛い服も増えてきて、つい手を出してしまうことも多いんですけど、そうする前に自分にとってその服が必要なのかどうか考えてみることも大切かもしれません。
せっかく身のまわりをきれいにしたのに、また元に戻ってしまうぞ、と考えることは無駄なことではないからです。
外見よりも他に考えるべき重要なことがある、と思えれば、それが身を軽くすることにつながります。
「贅沢=豊か」ではない?
贅沢におぼれるより、豊かに暮らす時代がきているように思います。
「モノを持たない生活」というのは、今の自分を大切に扱うことで、自分自身を認めること。
新しい年も来たことだし、あなたも「プチ断舎利」をやってみませんか?
心が軽くなることを実感できるかもしれません。