高橋ジョージ、加藤茶が苦しむ「歳の差婚」の是非

2015.02.02 07:50 デイリーニュースオンライン

タグ：: 離婚; 芸能

　いやはや泥沼とはこのことだ。中東情勢もだが、高橋ジョージと三船美佳夫妻も、だ。

　芸能界のオシドリ夫婦だったはずが2013年から別居、2014年5月から離婚調停に突入するも決裂して不仲が表沙汰に。以降、美佳側がリードする形で報道が続いた。「高橋は妻に対してモラル・ハラスメント（モラハラ）を働いていた」、「小遣いをくれずに干渉ばかりしていた」、「共演者に暴言を吐いて妻がフォローに必死だった」…などなど。「THE虎舞竜」時代に『ロード』で超ロングヒットを飛ばした高橋ジョージも、散々な言われようである。

「これは夫婦の問題というより、婿姑の問題」と、高橋ジョージは三船美佳の後ろに、母親の喜多川美佳（本名・大野照代）の存在を指摘する（注1）。

　また高橋と美佳が信奉する宗教がらみで取り上げる記事も多く、しばらく泥沼が乾くことは無さそうである。

　しかし見落とされがちだがこの夫婦、結婚当初は高橋40歳に対して美佳16歳。実に24歳差の夫婦として驚かれた。今回の離婚騒動の真相はともかく、「歳の差婚」について色々と考えさせられるキッカケともなった。

　「歳の差婚」にも様々なケースがあるが、社会的地位も経済的余裕もある年上の男性が、すごく若い妻をもらうという組み合わせが多い。代表的なのは石田純一＆東尾理子の21歳差であり、先月末に映画キャンペーンで来日したジョニー・デップ＆アンバー・ハード（婚約中）の23歳差なども、話題を呼んだ。

「歳の差婚」のメリットとデメリット

　しかし、こうした有名人の「歳の差婚」の場合、若い女性の方が「財産、遺産目当て」などと揶揄されることが多い。実際、そうとしか思えないケースも多いが、批判されるべきことだろうか？

　男性は年下妻と結婚するまで、ずっと独身だったか離婚したか前妻と死別したか。どちらにしろ社会的地位を築いたとはいえ、老後が気になってくる年齢だ。

　一方、女性の方は美貌なり若さがあっても社会的、経済的には弱い状態だろう。男が若い女を庇護し、成長させることに充実感を感じるならば、「彼女に見守られて死ねるなら、財産などくれてやる」と思っても不思議はない。女は、旦那を看取ってから第二の人生を始めても遅くない年齢だ。今度は、自分が若い男を成長させる役割に回ることもできる（注2）。

　男に子供がいれば財産分与で揉める可能性はあり、適齢期の子づくりという点では問題が残るが、文化的、経済的に考えればメリットだって多いのだ。たとえ若い妻が財産狙いであっても、一緒に過ごす日々に年上夫が癒されているのなら、他人がとやかく言う問題ではない。

　……とはいえ、病気の夫に高カロリー食を出し、チンピラみたいな若い男友達を自宅に招き入れる。そんな行動を繰り返す加藤綾菜さんと45歳年上の加藤茶夫妻を見ると、他人がとやかく言いたくなる気持ちは理解できるし、「歳の差婚」のデメリットも明確に分かるのであった。

（注1）喜多川美佳…34歳で64歳の三船敏郎と内縁関係のまま美佳を産む。「歳の差婚」は母譲り。
（注2）若い男を成長させる…フランスでは夫と離婚、死別しないままやっているマダムも多い。