絵本セラピストが選ぶ!子育て疲れのママが「幸せを噛みしめられる」絵本3冊
日々子育てをしていると、余裕がなくなり、今のことしか見えなくなっていた……なんてことはないですか? 気分転換に外に出ようと思っても疲れてどこか億劫になったり。
そんな時にオススメなのが子どもと一緒に楽しめる絵本を読むこと。
絵本には子どもの頃の楽しい思い出や純粋な気持ちを思い起こすようなストーリーが多く盛り込まれているので、読み進めるうちに優しい気持ちになれた、子どもへの接し方が少し変わった、なんて話を耳にします。
そこで今回は、絵本セラピスト協会認定絵本セラピストの佐々木好江さんに、ママにオススメの大切なことを思い出させてくれる絵本を3冊紹介していただきました。
■1:子どもができた時の喜びと、生まれてきてくれた意味を感じさせてくれる絵本
→菊田まりこ『ありがとうがしりたくて』(海竜社)
これは、佐々木さんが、少人数の絵本セラピーでは、メインで使うこともあるくらい大好きな絵本とのこと。表紙の天使のイラストの可愛いらしさが目を引きます。
天使の女の子が、「ありがとう」の意味を知りたくて、お母さんを選んでお腹に宿る。そんな女の子の一生を通して、「ありがとう」とは何か?を考えていくストーリーです。
佐々木さんによると、「深い内容にも関わらず、可愛いらしいストーリーに仕上がっているので、大変読みやすいのも魅力的です。」とのこと。
女の子をもつママなら自分の子にあてはめて読み進められるのでより共感できるかもしれませんが、我が子がお腹にきてくれた意味を感じられる素敵なストーリーは、全てのママの心に響くはずです。
育児の疲れから普段「ありがとう」という言葉が出なくなってきているな、と感じているママもこの本を通して「ありがとう」の意味の素晴らしさを改めて感じてみてください。
■2:過去を振り返りながら、人生をより充実させたいと思える絵本
→加藤久仁生(絵)平田研也(文)『つみきのいえ』(白泉社)
おじいさんが、自分の過去を辿っていくストーリー。原作はアニメで、米国アカデミー賞も受賞して話題になったので、知っている方も多いのではないでしょうか?
人には、楽しい思い出や悲しい思い出など、様々な過去があります。そしてそれらは全て“今”に繋がっている。
佐々木さんは、「過去は過ぎた事ではあるけれど、自分しか味わう事の出来ないかけがえのない人生。良い事も悪い事も全部ひっくるめて大切な自分の人生。それをひとつひとつ振り返る事が出来たなら、更にお子さんの立場になって育児をする事が出来るかもしれませんね。」と言っています。
子どもをもつママとなった今、これまでの人生をふと振り返った時などにぜひ読んでもらいたい一冊です。きっと「自分の人生を後悔しないように時を重ねていきたい」と感じられるはずです。
■3:自分のまわりにいる人たちの良いところを思い出させてくれる絵本
→ますだゆうこ(文)竹内通雅(絵)『えらいえらい』(そうえん社)
育児に追われる日々で自分に精一杯になっていて他人を褒めることが難しくなっている、さらには、自分を褒めることはもっと難しい……というママに特におすすめなのがこちらの一冊。
佐々木さんは「そのままの自分に、そしてまわりのみんなに、頑張ってるね! スゴイね!と大きな拍手を送りたくなる、とても素敵な絵本です」と言っています。
よいところ探しをしているうちに自然と自分も幸せな気分になっていってしまう不思議な本でもあります。
内容はとてもシンプルですが、ページをめくるごとに現れる絵がとてもダイナミックで楽しいので、お子さんとぜひ一緒に読んでみてください。きっと目の前の我が子のよいところをたくさん見つけられるはずです!
いかがでしたか?
育児の合間に少し手をとめて、今日ご紹介した絵本を開いてみてください。忘れかけていた大切な気持ちをふと感じられて、育児の良いヒントをもらえるかもしれませんよ!
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【取材協力】
※ 佐々木好江 ・・・平成26年5月に絵本セラピスト協会認定絵本セラピストの資格を取得。20代前半より20年に渡り成功哲学本、自己啓発本等を読む毎日。しかし本がボロボロになるまで読み込んでも内容を記憶する事が出来ない自分に疑問の日々。子供の癇癪対策で絵本と出会うが、そこに人の心を前向きに突き動かすメッセージがある事に気づき、これを広めたく現在活動中。よしえちゃんという愛称で親しまれている。
ブログ:絵本deホロロン。はい元気!!絵本セラピスト 佐々木好江のブログ
【参考】
※ 菊田まりこ(2011)『ありがとうがしりたくて』(海竜社)
※ 加藤久仁生(絵)平田研也(文)(2008)『つみきのいえ』(白泉社)
※ ますだゆうこ(文)竹内通雅(絵)(2008)『えらいえらい』(そうえん社)