9割が加入!? もしかして元が取れない「医療保険」で損してない?

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9割が加入!? もしかして元が取れない「医療保険」で損してない?

「日本は保険大国」というセリフ、聞いたことありませんか?

生命保険文化センターの『平成24年度 生命保険に関する全国実態調査』によると、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は90.5%なんです。

また、生命保険と合わせて多くの方が加入しているのが医療保険ではないでしょうか? 生命保険に特約として付けている方も多いですね。実は、このどちらかに加入している世帯も92.4%もいるんです。

ですが、この医療保険(特約)、よく計算して見ると、“もったいない!”なんてことがよく見受けられるのです。

モノの値上がりが著しい昨今です。少しでも無駄なものにお金を払っているなんてことがないように、医療保険について家計コンサルタントの筆者と、今一度見直していきましょう。

■医療保険で元が取れることは少ない!

例えば、契約内容が“入院日額1万円、手術給付金20万円”という医療保険に加入していたとします。これはどちらかというと保障が手厚いタイプのものですね。

仮に手術を受け、30日間入院したとしますと、支給される金額は“1万円×30日+20万円=50万円”ということになります。

では、 この50万円の保険金を受ける為に、一体、いくらの保険料を払うことになるのでしょうか。

ある保険会社の例では、

・30歳男性 月額2,500円×12ヶ月×50年(寿命80年と仮定)=150万円

となります。つまり、“50万円の保険金額を受け取るために150万円も支払っている”ということになるのです。言い換えれば、“50万円しか受け取れないのに150万円支払った→100万円無駄にした”ということですね。

もっとも、80歳までに入院する可能性が1回限りとも限りませんし、入院日数がもっと長い場合もあるかもしれません。それに、保険の大前提は“万が一”の時のためということですからこのことを考えれば無駄にしたとは一概に言い切れるものではないのかもしれません。

ですが、医療技術の向上や政府の方針等により近年入院日数は短くなってきている傾向がありますし、また、1度も入院せずに80歳を迎えられている方も少なくありません。

そう考えれば、やはり医療保険への加入には、一考の余地があるのではないでしょうか。 

■日本では高額療養費制度により、高額な自己負担は発生しません!

高額療養費制度とは、家計の医療費負担が過度に重くならないように、医療費の自己負担に一定の限度を設ける仕組みです。

70歳未満の年収約370万円~770万円の方であれば、

80,100円+(医療費-267,000円)×1%  

という計算式が適用されます。

つまり、入院してどれだけ医療費が高額になろうとも、この制度により実際に自分の家計から支出することになる金額はおおよそ10万円で済むという、ありがたい制度です。

この制度を前提として、筆者は日頃、ご相談者様には「入院の不安には医療保険に入らずに貯蓄で備えましょう」とお伝えしています。

特に勤務先の健康保険の内容が充実しているサラリーマンの方には必要ないことが多いとお伝えしています。

いかがでしたか?

こうして見てきますと、改めて入院保険が必要かなと思える方は、十分な貯蓄がまだない方、自営業の方くらいに限られると言っても過言ではないのではないでしょうか。

“医療保険では、受け取ることが出来る保険金は非常に少額であり、支払保険料を上回る保険金を受け取ることはまずあり得ない”ということを頭の片隅に入れておいてくださいね。

 (田辺美穂)

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