欲求を抑えられないと不幸になる!? 将来お金に困らなくなる子育てとは
お子さんが将来、安定した生活を送ることができるのは親にとっては望むことだと思います。そのためには「たくさん稼ぐ人になって!」とお受験に必死になるのがいいのでしょうか? いえいえ それよりも大事なのは、小さい頃から正しい“お金の使い方”の感覚を身につけさせることです。
お金のご相談や数多くのご家庭や事業主を拝見してきた税理士である筆者が、日頃相談にのりながら感じていることをアドバイスさせていただきます。
■お金があるというのは稼ぐ金額とイコールではない
例えば、“月50万円の収入があって、月45万円使う人”と“月20万円の収入があって、月15万円使う人”は、収入の差は30万もありますが、手元に残るお金は同じ5万円です。
つまり、“お金がある”という状態は、収入が多いということではなく、手元に残っているお金があるかないか ということをさしています。
月100万円の収入があっても お金がない人はないのです。
■欲求を抑えられない子は不幸になる
ということは、今の収入が20万円であればその20万円で収まるようにお金を使う感覚を身に付けておけば安心です。
「もっと○○したい!」という欲求は 人間誰しもあるものです。しかし、自分の収入額を考えずに欲求だけを満たしていくと、お金はいくらあっても足りません。欲求とその時の収入額とのバランスがとれないと、“借金してでも自分の欲しいものを買う”“クレジットカードのキャッシングで生活する”ような人になってしまう可能性が高いです。
そして恐ろしいことに、大人になるとその感覚はなかなか直らず、欲求はどんどんエスカレートしていってしまう傾向があります。
■お金を管理できるような子育て
では、どうすれば“収入の範囲内でお金を使う金銭感覚”を持ったり「欲求を満たす収入がないのであれば、我慢して満たせる状況を作り出す努力」をする人になるのでしょう。
それは 小さい頃からお金の管理をする訓練をさせておくことが重要だと思います。
具体的な方法としては、“お小遣い制”です。小学校中学年くらいになれば、“欲しいもの聞いて買い与える”のではなく、子供が買いたいもの(生活必需品は除く)はお小遣いの中から買うという癖を付けさせるのです。
またお小遣いの与え方も 小学校のうちは“一週間○○円”と週払いにするのがポイントです。一ヶ月いくらで与えると、子供は一ヶ月を管理しなければならなくなり最初からは難しいのです。お金を管理する感覚が身につくまでは 管理させるのを一ヶ月ではなく一週間にしておいたほうがいいでしょう。
それから 「お小遣いの動きをつけようね」といって簡単でいいのでお小遣い帳をつけさせましょう。ちゃんとお小遣い帳をつければ、翌週の小遣いを渡すというルールにしてもいいと思います。お小遣い帳は 内容についてあれこれいうのではなく、とりあえずは“ちゃんとつけることが出来たこと”について褒めてあげるようにしてください。
お金の記録をつける、記録をつければ毎週決まった額のお金が手に入るということを繰り返すことによって、お金の管理能力は身につきますし、我慢して貯めれば自分の欲しいものが手に入るということも学べるはずです。
(武田美都子)
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