ケータイ料金を極限まで下げられる!?「NifMo」は意外とオススメ

キャッシュバックアプリで安くできる月額請求が魅力
パソコン通信時代からあり、現在では光回線の接続プロバイダとして生き残っているニフティ。大手の富士通系ということもあり、信頼のおける会社だ。この会社が展開する「NifMo」(ニフモ)という格安SIMは意外とおすすめできるので紹介したい。
まず、おすすめできる点は「バリュープログラム」というキャッシュバックアプリがくっついているということ。要は、ポイントサイトのシステムなのだが(アプリインストールや会員申し込み、ショッピングなどでポイントバックされる)それでたまるポイントが、月額通信・通話費用から自動的に割り引かれるという仕組みだ。
アプリインストールだと(キャッシュバックまで)15分程度の反映。その他ショッピングなどの場合は確定にそれなりの期間を要するが、筆者がいくつかゲームや電池長持ち系などのアプリインストールを試してみたところ、通信容量2G+通話サービスなのに、なんと請求額(予想)が650円を切ることに! ただし無尽蔵にアプリ入れまくると、電池の減りが早くなるのと、LTEを使いきってしまう場合も。本末転倒にならないためにも、キャッシュバックされるアプリはWi-Fi環境で落とすこと、また必要なソフトかどうか取捨選択することを推奨する。
あとありがたいのは、標準でWi-Fiがスポットがついてくること。マクドナルドやルノアール、JRの一部新幹線・特急などに入っている「BBモバイルポイント」が利用可能だ。こちらも自動接続される専用アプリがある。メールアドレスはキャリアメールではないが、ニフティのメールアドレスが付与される。IMAPオプション(+100円)にしてGmailアプリで受信するとほとんど携帯メールと変わらない使用感!
難点は通信量の細かいプランが多くないこと、サイトが今ひとつこなれていないこと、3日間の平均通信量オーバーによる低速通信制限が(容量制限は他より緩めなものの)制限オーバー後即時スタートするといわれていること等ですが、値段が値段なのでしょうがないかなと。ちなみに2GBプランだと3日間あたり400MB超えで即制限です。制限を受けても、HPやツイッターなどを見る分には、反応が若干遅いのと画像が遅い(リロードで読み込む)程度で不快になるほどの問題は感じません。
LTEデータ通信にしか対応していないので注意!他のニュースサイト記事でLTEのみということを知らずに契約、3Gオンリーの端末で使えなかったという記事がありましたが、SIMは動作条件を予め調べて買うものです。条件も動作確認機器も「NifMo」のHPに掲載されているので確認しておいたほうがいいです(ちなみにドコモ回線のMVNOなので、ドコモ端末ならそのまま利用できます)。
その他、小さい気になるところ。MNPによる転入をしましたが、思ったよりも時間がかかるので、新規で入るのに利用されたほうがストレスがないかもしれません。月額プランは何度でも変更できますが、月末に最後に残っている指示が反映されます。そのため月途中に「今月は通信量がむっちゃ多いから、2GBから7GBに変更したい」と思っても即時反映はされないのだけが若干不満ですが、今後柔軟性が出てくることに期待したいところです。
総評としては、月間の通信容量に波がある人には向きませんが、そうでない人なら、バリュープログラム+外出先の無料Wi-Fiの2つで安く済むことから満足できると思いました。
今後は楽天モバイル、DMM Mobileなど各社の格安SIMも試してみようと思いますので、お楽しみに。
(文・編集部I)