韓国では病院でお葬式を行う?!日本同様に韓国でも問題となっている葬儀事情とは? (2/2ページ)

心に残る家族葬

両国には数十年の差こそあれ、都市化は一般に「核家族化」と「伝統的生活圏からの移動」をもたらしました。しかし、これだけでは「葬儀の小規模化」という結果を結びつけるのに十分ではありません。そこで、葬儀観念の大前提として我々の葬儀観と生活観がリンクしているということが不可欠です。つまり我々にとっては、伝統的生活圏から離れたことでそれまでの葬儀に必要な伝統的な知識を失い、核家族化したことで土地の面でも費用の面でも縮小化せざるを得なくなったといえます。

■日本でも韓国でも葬儀に対する思いは変わらない

しかし、重要なことは伝統的な葬儀の形式が変容しようとも、故人を偲ぶ思いというのは時代を通して容易に変化しないことです。したがって、従来までは立派な葬儀設備、大勢の参列者という表現で故人への思いを伝えようとしてきましたが、脱形式しつつある現代の葬儀では如何に中身を通して思いを表現するのか、という方向にシフトしつつあります。その一例が葬儀の多様化です。人によって様々な故人への思いを何とかして具現化しようと葬儀に関わる企業は日々試行錯誤を続けています。
以上から今後の我々が身に迫る葬儀に向けて準備できることはなにか。それは、思いを形にする努力ではないでしょうか。手紙や絵画、故人が好きだったもののアレンジ創作など、形式面で今や十分な思いを表現できない以上、残された我々の内に秘めたる思いを素直に表現する努力を日々のうちに行っておくべきではないのでしょうか。

「韓国では病院でお葬式を行う?!日本同様に韓国でも問題となっている葬儀事情とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る