一人の選手の半生を描いた、野球大河ロマン『MAJOR』

あにぶ

MAJOR©満田拓也・小学館/NHK・NEP・shopro
MAJOR©満田拓也・小学館/NHK・NEP・shopro

2010年まで約16年間の漫画連載がされていた人気野球漫画『 MAJOR 』。 なんと2015年の春からまさかの連載再開という知らせが飛び込んで来ました。
『MAJOR』はプロ野球選手の父を慕い、幼い頃から野球が好きな少年『茂野吾郎』(子供の頃は本田吾郎)の幼少時代から彼が憧れの舞台『メジャーリーグ』で活躍するまでの半生を描いており、大げさに言ってしまうとまさに野球大河ロマン作品!!

■Season6 150話で一人の人生の軌跡を描く

TVアニメもNHKにて2004年から2010年までおよそ6年間、第6期までが放映されその話数はおよそ150話という超大作。
さらに原作でも描いていない、リトルリーグから中学野球編までの空白の期間を描いたオリジナル劇場版まで含めると非常に話数のあるアニメではあるが、これだけのボリュームで丁寧に原作を再現しておりそれだけ見る価値の高い作品でもあります。

■熱血漢で破天荒な主人公のドラマチックな人生

主人公の吾郎は、非常に負けず嫌いの熱血漢で、敷かれたレールの上を歩むことを嫌い他人に無理と言われたら意地でもやり通す人間。
というと聞こえはいいのですが、かなりわがままで彼の暴走っぷりに幾度となく色々な人が巻き込まれるというちょっとはた迷惑で破天荒な面ももちます…。
しかし、バカがつくほどの野球好きな吾郎は例え、肩が壊れても足を怪我しても『イップス』という投球恐怖症になっても、どんな困難や壁があろうと夢の舞台である『メジャー』に行くまでは決して立ち止まることはせず、その持ち前の性格と根性で何度でも乗り超えていきます。

■『MAJOR』には王道スポ根のすべてがつまっている

そう、『MAJOR』は超わかりやすくド直球に王道スポ根野球アニメ!! だからこそ大人から子どもまで楽しめる。そして野球を知らない人にもおススメしたいアニメなのです。

ストーリーは大きく分類すると『リトルリーグ編』『中学野球編』『海堂高校編』『聖秀学院高校編』『マイナーリーグ編』『日本代表編』『メジャーリーグ編』とわけられるのですが、そのすべてのストーリーに仲間との『友情』、あらゆる困難を乗り越える『努力』、挫折を繰り返し『成長』、その先にある『勝利』そして『感動』があります!!もう全部つまってます!!

『リトルリーグ編』からのライバルと『高校野球編』で対決するという描写や逆に仲間だったあの子が今度はライバルで登場するなど、主人公だけでなくほかのキャラの成長も垣間見え、ベタなんだけど熱くなる展開が多いです!!
そして『リトルリーグ編』が好きというファンもいれば『高校野球編』が好きという方もいるほど、話のつながりはありますがどこから読んでも楽しめるのも特徴の一つ!
プロ野球選手でもこの作品のファンであるという方も多いほどの王道野球アニメ『MAJOR』! 原作の再開を前にアニメでこの作品をおさらいしてみてください!!

(あにぶ編集部/Uemt)

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