YouTube動画内の人物をタグ付けし、自動トラッキング可能な「WIREWAX」がスゴイ!
どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回は、YouTubeの動画に写っている「人物」や「モノ」を認識させて、自動トラッキング(自動追尾)を可能にするWebサービスのご紹介です!
【 WIREWAX 】
自動トラッキング可能な「タグ付け」とは?
まずは、参考動画を元にして、人物を「タグ付け」してトラッキングしてみたいと思います。
「WIREWAX」にログインして、適当なYouTube動画のURLを入力します。
今回は、以下のテニス選手を「タグ付け」してみます。
「New Tag」ボタンをクリックして、トラッキングしたい範囲を指定します。
緑色で範囲が自動抽出されたら「OK」ボタンをクリック!
オレンジの枠線で囲まれたら、ひとまず完了です。
これだけで、動画内の人物が「タグ付け」されて、以下のように「自動トラッキング」が可能になるわけです!
使われている技術は非常に高度ですが、ユーザーは誰でも簡単に利用することができるのが魅力的です。
※あまり激しい動きだと、安定しない場合もあります。
「タグ付け」することによるメリット!
実を言うと、この素晴らしい技術は、人物を自動トラッキングするのが目的ではなく、動画内にインタラクティブなボタンを配置することが本来の目的となっています。
例えば、「WIREWAX」を使って、以下の女性を「タグ付け」してボタンを配置したとします。
もちろん、女性はトラッキングされているので、動画内で動いてもボタンと一緒に付いてきてくれます。
そこで、動画を見ているユーザーが「ボタン」をクリックすると、女性が来ている洋服をそのまま購入するようなことが出来るわけです。
もちろん、これも「WIREWAX」の機能として利用可能です。
他にも、動画に登場する人物にボタンを配置しておいて…、
クリックしたら、さらに詳しい登場人物の動画を重ねて表示するようなこともできます。
さらに応用として、動画内の人物が遊んでいるゲームの横に、専用ボタンを配置して…、
クリックしたら、ゲームの紹介動画とURLを同時に重ねて表示したりも可能です!
これらの手法を用いれば、普通のプロモーション動画より何倍も効果の高い「インタラクティブな動画」を実現できます!
開発中の「顔認識」機能!
現在、開発途中の機能として「顔認識」サービスも利用できます。
これを使うと、動画内に登場する人物を特定できるようになり、ある人物が表示されている時に任意の「リンク」や「テキスト」を表示したりも可能になります。
また、学習機能も搭載されており、たくさんの顔写真を覚えさせることで精度を高めることもできます。
このような機能を使えば、さらに活用範囲が広がって、動画の可能性がもっと高まっていくかもしれませんね。
おまけ
最後に、さまざまな動画を繋ぎあわせて、条件分岐できる動画を制作可能なWebサービスを合わせてご紹介します!
【動画に「条件分岐」を結合できる無料の「Interlude.fm」がインタラクティブ過ぎる!】
こちらも、動画にインタラクティブなボタンを配置して、ユーザーが動画内で選択肢を迫られる機能を追加したり出来るようになっています。
ちょっとしたゲーミフィケーションを取り入れた動画作りが楽しめるでしょう。
まとめ
最近は、動画コンテンツが人気ということもあり、動画に新しい付加価値を加えられるWebサービスが増加傾向にあります。
動画コンテンツは、まだまだ歴史が浅いので、近いうちに何らかの新しいイノベーションが起こってもおかしくありません。
ぜひ、みなさんも今のうちに「インタラクティブ」な動画の世界に挑戦してみてください!
<参考>
・【WIREWAX】公式サイト
written by まさとらん