心理学のプロが伝授!ハッピー育児「下から目線テクニック」って?
2、3歳は自我が芽生えて自己主張が多くなり、ママにとっては育児の中でも特に大変な時期。“魔のイヤイヤ期”なんて呼ばれていますが、“ママのイライラ期”とも言われているくらい、1歳児の時に比べてママが叱る場面が増えてきます。
でも日頃子どもを叱ってばかりいると、気づけば叱ることが当たり前になり、はたから見るといつも怒ってばかりの、まさにイライラママになってしまいます!
そうならないためにも、今日は『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみが、ママの“目線の高さ”にフォーカスし、叱ることを減らし、ほめを増やす方法を、お伝えしていきます。
■相手へのハードルを高めると、結局、自分に跳ね返ってくる!?
ママの目線の高さは、子育て心理学的には何を指すと思いますか?
それは、子どもへの要求の高さ。つまり、子供に求めるハードルが高い状態をいいます。
この状態のママのハードルは、「出来て当たり前」「やって当たり前」というポジションに設定されています。
でもママがこのように高くセットすることで、子どもが期待どおりに動いてくれるかというと、そうではありませんね。逆に、設定が高い分、ママは子どもが言うことを聞かないそのギャップに苦しむことになります。
子どものダメなところ、出来ていないところばかりが目につき、さらには子どものダメなところを目で追うように! すると、当然ながら、叱ることが増え、ママはイライラ……。
これで分かるように、相手へのハードルを上げても、それは自分に跳ね返ってきてしまうのですね、しかも、ネガティブな形で。
■明日から「下から目線テクニック」で!
毎日新しいことを吸収して成長している子ども達は、まだまだ出来ないことがたくさんあります。だからこそ成長をし続けているんですね。毎日、少しずつ着実にハードルを上げてチャレンジしているのが子ども達。それをママのざっくりと高いハードルで覆ってしまっては、モチベーションが下がってしまいます。
「脱いだ洋服を洗濯カゴに入れた」
「食べ終わった食器をキッチンに持ってきた」
こんな行動も、「やって当たり前」とハードルを上げていると目に留まることなく、そのままスルーしていってしまいますが、子どもに合った目線で見ていれば、「ママ、助かるわ~」「お手伝いしてくれてありがとう」とすかさずほめ言葉が出てきます。どこに目をつけるかで、子どもの行動は全く違って見えてくるのです。
いうなれば、“下から目線テクニック”。
上から目線という言葉がありますが、これはその逆で、下から見上げる感覚をいいます。よく兄弟の下の子が、お兄ちゃん、お姉ちゃんのやることを「すごい!」とポジティブにキャッチしますよね。まさにあれです。そうすることで、その子の「実はすごいところ」にどんどん気づくことができるようになります。
子どものしつけの権威であるカズディン博士も、「親は、子供にやって欲しくない行動に目を向けるのではなく、やって欲しい行動にフォーカスすべき」ということを推奨しています。
いかがでしたか?
目線を低くするには、心の中での“ひとりごと”に気をつけることがポイントです。上から目線のとき、ママの心理には、「あの子は○○すべき」「やって当たり前」という強い言葉が並んでいます。目線をグッと低くするには、それらの言葉を、「○○できるといいな」「やってくれたら嬉しいな」に変えるのがポイントです。
柔らかい表現でありながら、期待感を保っているのが分かりますか?
それが成長中の子供達に理想的な目線、ぜひ実践してみてください。
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【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ・・・心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。
ママ向けストレス診断、悩み相談、叱り方教室 『ポジカリ講座』 など育児コンサルタントとして活動中。著書は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』(あさ出版)、『叱るときのイライラがなくなる! 子育て心理学のプロ 佐藤めぐみの「ポジカリ」メソッド』 (All About Books)[Kindle版]など。