4日間ひたすら歩く世界最大の歩くイベントに参加してみよう! (1/3ページ)
最近、ソーシャルネットワークサイトを見ていると、お友達や会社の上司・同僚が載せた「マラソン大会完走!」なる記念写真に出くわす、なんてことはありませんか?
どうやら日本に限らず、世界的にブームになっている感のあるランニング。中距離からフルマラソンまで、様々な大会が世界各地で開催されているようです。
実は「走る」大会があれば、「歩く」大会も。
「世界各国におけるウオーキングの正しい発展とウオーカーの平和的な交流を目指し(一般社団法人日本ウオーキング協会ホームページより)」設立された国際マーチングリーグによると、現在このリーグに認定されている大会は、世界23カ国で27大会もあるそうです。
日本では、九州と東松山市で開催されている「スリーデーマーチ」の2大会。そしてこの東松山市の姉妹都市であるオランダのナイメーヘン市では、世界最大と称される「インターナショナル・フォーデー・マーチ」が開催されます。
この大会の起源は古く、1909年。オランダ体育教育協会が、国民の健康促進の一環として、オランダ各地で1日35km、4日間で140km歩く大会を開催しました。
その後暫くはオランダ内の複数の都市をスタート地点として大会が開かれていましたが、1925年よりナイメーヘン市が正式なフォーデーマーチの都市となりました。
また1928年には、ドイツ、フランス、イギリスなどから参加者を招待し、オランダ国内大会という位置づけから国際大会へとステップアップしました。
第二次大戦中は、ドイツ国境に近いナイメーヘン市は激戦地となり、開催されない年もありましたが、1946年に復活。近年では、世界中から常時4万2000名以上の人々が参加しています。
参加者は、大会の4日間、30、40、50kmのいづれかの距離を毎日歩きます。ただ早さを競う大会ではないこと、また大会主催国オランダのおおらかさによって、全体的に和やかな雰囲気に包まれています。