ウチの子「少し変わってる」、ひょっとして自閉症?行動面にみられる9つの特徴
最近、よく耳にする“発達障害”。その中で主に話題にされる“自閉症”という名称。「集団行動がとれない」「数字や文字に異常なくらい興味がある」「言葉が遅い」「こだわりがある」などきちんと育児しているつもりなのに、他の子と同じように成長していないわが子。
発達障害は全人口の6.5%を占めていると言われ、決して珍しいものではありません。クラスに2~3人いる計算です。
さて、この“自閉症”、言葉の意味から「自分のカラに閉じこもる」と勘違いされていることも多いですが、これは性格や個性ではなく脳の機能障害、心や精神に起因するものではないということをご存じですか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“自閉症スペクトラム障害”についてお話ししたいと思います、。
■発達障害の種類
発達障害にはその中でも症状によって以下の通り分類されます。
・自閉症スペクトラム障害
・注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
・学習障害(LD)
知的には大きな遅れはないため、早期に気付くことが難しい“グレーゾーンの子ども達”。
この中で“自閉症スペクトラム障害”と“注意欠陥/多動性障害(AD/HD)”は幼児期からその兆候は見え隠れしています。
大切なコトは、親の育て方や家庭環境、しつけが原因ではないということ。親の愛情不足で自閉症になるわけでもなく、しつけが悪くて多動になるわけではないことをまず理解しましょう。
■「自閉症スペクトラム障害」って?
自閉症は知的障害を伴うケースとそうではないものがあります。比較的軽度のものを発達障害と言い、言葉のあるタイプを“高機能自閉症”、言葉の遅れのないタイプを“アスペルガー症候群”と分ける場合もあります。
社会性、言語・コミュ二ケーション、想像力の障害があります。
コミュニケーションというのは、表面的な言葉のやりとりではなく、相手との親密度、視線、表情、身振り手振り、抑揚といった非言語的手段を用いた上に成り立つもの。
この部分が苦手なためTPOに合わせた会話が出来ません。
例えば、初対面の人に適切な挨拶ができず、昔からの親友のようにいきなり親しげに話しかけたり、「太っていますね」「君は背が低いね」など思ったことをストレートに出すなど。
また、言葉は話せていても会話ではなく一方的だったりします。
■行動面にみられる「自閉症スペクトラム障害」の特徴9つ
自閉症スペクトラム障害の行動面にはこんな特徴があります。
(1)掃除機など特定の音をひどく嫌がる
(2)道順や順番にこだわる
(3)ミニカーで遊ぶのも一定の法則で同じように並べる等、一風変わった遊び方をする
(4)決まった食べ物しか食べない、好き嫌いがあるというより決まったものしか食べない極端な偏食
(5)一人遊びばかりして友達と遊ぼうとはしない
(6)人見知りする訳でもなく、かといって興味を示すわけでもなく、そこに人がいないかのように振る舞う
(7)「お名前は?」と聞くと「お名前は」と答えるなど、言葉がオウム返し
(8)指さしをしたり、人に何かを頼むこともしない。欲しい物を取ってほしい時、ママの手を道具のように使う(=クレーン現象)
(9)初めて行く場所を嫌がる
■自分の子どもに「障害の兆候がみられた時」の対処術
家庭にいた時期はママと子どもの一対一の世界。ところが保育園に入れると集団行動になり、ほかの子供たちとの違いが目立って分かります。
そのためこれまでのように自分のペースでことが進まず、集団での行動や他人との調整が耐えられずトラブルも起こりやすくなります。よって、園の先生の指摘で気付かれることも多いです。
これは先生たちにとっても言いづらいこと、でも子どものことを思っての愛のあるアドバイスに少し耳を傾けてみましょう。
そして、もし自分の子供に障害の兆候がみられたら以下のことを気をつけましょう
・予定など視覚的に写真や文字で見せ、嫌な予定でもきちんとカレンダーに丸を付ける等予告する
・「この道順」「この遊び方」と子どもの決まったルールがあれば、周りがそれに応じる
・偏食をOKとする。栄養は本人が食べられるもので調整する
・一人遊びを認めてあげる。友達と遊べなくて可哀想という固定観念を捨てる
いかがでしたか?
障害があることで不便なことは起こります。でも、決して、不幸なことでありません。一番、不幸なのはママが受け入れてやらないこと。そして、周りの理解がなく毎日を過ごすこと。
その特性にあった支援のある生活環境で、こういった障害をもつ子どもでも生き生きと豊かな毎日を送ることができます。
気になることがあったら専門機関に勇気を持って相談に行きましょう。、親がしっかりした知識を持って、特性にあった子育てに切り替えることが子どもの将来にプラスになりますよ。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』