古代ローマ人が恋した、ドイツ最古の町コブレンツに行ってみよう! (1/3ページ)
ヨーロッパ大陸では、幾つかの国を通って流れる河川は、今も昔も重要な交通路として活用されてきました。
こうした重要な河川のうち、スイスを水源としてドイツ・オランダ内を流れる「父なるライン川」と、フランスからドイツへと流れる「母なるモーゼル川」が交差する場所にあるのが、ドイツ最古の町コブレンツです。

この町の歴史は非常に古く、起源は遡ること紀元前9年。交通路や軍事拠点として活用できるという実務的な理由に加え、川の交わるこの光景に魅せられ、古代ローマ人がこの地に城砦と橋を建てたことが町の始まりとされます。
その後、12世紀にドイツ騎士団が正式にコブレンツを設立。地理的な優位性もあり、順調に繁栄をつづけます。
フランス革命時に一時フランス配下に置かれますが、19世紀前半には当時のプロイセン王国(後にドイツ帝国の一部)に戻りました。
ちなみにこの二つの川が交わる場所は、ドイチェス・エック(ドイツの角)と呼ばれ、ドイツ帝国の初代皇帝ヴィルヘルム1世の銅像が建てられました。その後、第二次大戦の爆撃により破壊されたものの、1993年再建され、今もこの重要な2つの川を見守るかのようにたたずんでいます。


地理的に重要な拠点であるが故に、こうして幾つかの戦いに翻弄された歴史を持つコブレンツですが、もう1つ戦い続けていることがあります。
それは洪水との戦いです。