【IS】紀元前に作られた歴史的美術品を破壊 (7/7ページ)
子供向けの本や詩集、哲学書、医学書、科学書など約2000冊を図書館からトラックで運び出したとされる
クルド民兵組織は、武装勢力集団ISIS「いわゆるイスラーム国」がモースルを占領しているのに対抗して、近隣の石油都市キルクークを支配している。モースルやキルクークはともに石油埋蔵量が多く、勢力拡大の資金源とするためにISISとイラク・クルド双方が必死の武力抗争を行っているが、米英やフランスなどが2014年末からISIS支配地域への空爆やイラク・クルドに武器援助を始めたために、クルド側が有利になってきている。
出典: ウィキペディア?モースル
モスルは、その地理的条件や石油埋蔵量の多さなどから、色々な文明や国が支配した地域なのだそうです。その歴史は、この土地を求める者達によって戦いが続いたという側面も表しています。
戦火の中、身を呈して歴史ある美術品を守った人々は、一人や二人ではなかったことは確かですよね。
今回のISの破壊行為は、その人々の思いや努力を踏みにじる行為とも言えます。
暴力的な破壊行為は、人々の生命や平穏な日常だけではなく、文化や知的財産、そして心の拠り所までも奪い去り踏みつけていく。一方的な思想による暴力の恐ろしさを、実感せざるを得ない動画でした。
その昔、マルコポーロもこの都市を訪れ東方見聞録に書き記したモスル。
大理石が美しいことでも有名で、みなさんが訪れたことのある建物にも、モスルの大理石が使われているのかもしれないですね。
そして、モスリンという薄手の生地のことをご存知でしょうか。あの生地は元々モスルで作られていたもので、名前もモスルに由来するのだそうです。
歴史が長く素晴らしい文化が花開いたこの地に、一日も早く平和が訪れ、人命も文化も守られることを願ってやまないです。