7割のママが経験!40~50代に影響する妊娠・出産期の「尿モレ」と対策
妊娠中から産後にかけては、「これが自分の体!?」と疑いたくなるほど様々な変化がありますよね。そんな産前・産後の変化のひとつが“尿モレ”ではないでしょうか。
尿モレと言うと、なんとなく中高年になってから経験するもの、というイメージをもっている人は多いハズ。
でも実は、筆者も産後に初めて体験し、「まさか自分が……!」と驚いたことがあります。
今回は、放っておくと中高年期にまで影響すると言われているこの尿もれについて、原因と対策をご紹介します。
(1)次々とやってくる心と体の変化
妊娠中のメジャーなお悩みといえば、便秘、頻尿、足のむくみ、足がつるなど。出産後は抜け毛や肌荒れのほか、赤ちゃんのお世話が要因となって肩こりや腰痛などの悩みを抱えるママが多いようです。
また、子宮を収縮させるオキシトシンや授乳を促すプロラクチンなど新しいホルモンの影響が出てくるため、体の変化だけでなく精神面の変化も大きいですよね。
このようなたくさんの変化の中で、意外と知られていないのが尿モレ。
なかなか人に言いづらいものですが、ユニ・チャームがママに向けて行った調査によれば、妊娠・出産前後に尿モレの症状があったと答えた人は全体の70%もいるほど、実はママ達にとってメジャーなお悩みなのです!
(2)尿もれが起こるワケ
尿もれに大きく関わっているのが「骨盤底」と呼ばれる部分。骨盤底は膀胱の下に位置し、子宮や膀胱といったおなかの中の臓器を下から支えています。
妊娠中は子宮の重みと膀胱の圧迫が原因で骨盤底の締める力が弱まるため、ちょっとした動作でおしっこがもれてしまいます。
そして骨盤底に最も負担をかけるのが出産。
赤ちゃんは骨盤底を突き抜けて出てきますから、どんな出産でもある程度は骨盤底が傷つけられることになります。
次のような人は骨盤底への負担が大きかった可能性が高いとされています。
・妊娠や出産後に、ひんぱんに尿もれをした
・分娩の途中、子宮口が開いてから子どもが産まれるまで時間がかかった(5時間以上)
・3,500g以上の大きな赤ちゃんを産んだ
・出産後1週間経っても、子宮が下がっている
お産で傷ついた骨盤底を全くケアしないと、筋肉が衰えてくる40~50代以降に尿モレ(腹圧性尿失禁)として表面化することもあるので注意が必要です。
(3)どうやってケアするの?
まず、妊娠中の尿モレ対策には、骨盤底に優しい生活を送ることが大切。
・食べ過ぎを避けて適切な体重コントロールをする
・妊娠高血圧症候群に注意する
・安定した歩きやすい靴を履く
・強く締め付ける服を避け、ゆったりとした服装を心がける
・長時間立つことは避け、適度に休養を取る
産後は、段階に合わせて骨盤底を回復させていきます。
●産後1週間:自然排尿へのリハビリ期間
妊娠中は腹筋の力で排出する癖がついていますので、産後は早めにトイレに行くのではなく”尿がたまった感覚を感じてから”行くようにしましょう。それが自然な排尿感覚を取り戻すリハビリとなります。
●産後1ヶ月まで:骨盤底の休養期間
この時期はまだ骨盤底は弱っています。骨盤底に負担がかかるような運動は控えるとともに、コルセットやガードルなどでお腹を締め付けることもNG。
●産後1ヶ月以降:骨盤底の強化期間
この時期から骨盤底トレーニングを行いましょう。これは骨盤底を意識しながら、筋肉を引き締めたりゆるめたりする運動。 8週目くらいまでは1日10分を2回程度、その後は1日1回程度を毎日継続して行ってください。
いかがでしたか?
産前産後の尿もれは、意外と知られておらず、病院などでも教えてくれないことが多い悩みです。安全なお産をするためにも、将来尿もれに悩まないためにも、適切なケアを心がけみてくださいね!
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【参考】
※ ママたにち聞きました!みんなの尿もれ事情 – ユニ・チャーム
※ママの初めてレッスン:産後の体編 Lesson4 尿もれ - ユニ・チャーム
※ しっかりきたえて、尿もれ改善 骨盤底筋トレーニング - ユニ・チャーム