【3.7公開】映画『ソロモンの偽証』と川崎中1殺害事件の類似点から見えるもの

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【3.7公開】映画『ソロモンの偽証』と川崎中1殺害事件の類似点から見えるもの

3月7日(土)に公開の、宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証』を紹介します。だいぶ前に書かれたフィクションが原作だとわかっていても、川崎中1殺害事件とリンクする内容が多いことに驚きました。 映画の舞台となっているのは、1990年。25年を経ているのに、教育現場と少年犯罪を取り巻く問題が、普遍的なものとして今もあることが見えてきます。(原作も本作品もフィクションです)

予告編はこちら

出典: youtube

(1)中学一年生の男子生徒が亡くなる

舞台は、1990年のクリスマス。主人公は、学校の裏庭で、雪に埋まったクラスメートの遺体を発見します。事故か? 自殺か? 殺人か? 「自殺」と結論を出す学校と警察に不信感を抱いた生徒たちは、自分たちで真実を見つけようと動き出します。

【川崎の事件でも】
被害者は中学一年生の男子生徒でした。殺人容疑で、少年3人が逮捕されています。

(2)男子生徒は不登校だった

担任の女性教師が登校するよう、呼びかけていました。

【川崎の事件でも】
被害者の少年は、学校へ行きたかったそうですが、逮捕された少年から学校に「行くな」と脅されていたそうです。担任の女性教師が、電話や訪問を続けていたようです。

(3)少年グループの3人に容疑がかかる

男子生徒とトラブルがあったという少年グループの3人に、容疑がかかります。

【川崎の事件でも】
被害者と顔見知りだった、少年グループの17歳〜18歳の3人が逮捕されました。

(4)マスコミによる報道が過熱

テレビ局による執拗な取材が、関係者を追い詰めます。

【川崎の事件でも】
インターネットが普及した現代では、報道だけでなく、自宅を撮影した動画や加害者の家族の写真などが拡散されるという事態に。

(5)大人は子どものSOSに気付かなかった

警察や教師、保護者たちの口から「子どもを守るため」というセリフが何回も出てきます。その結果、子どもたちに都合の悪いことを告げない、嘘をつくなど、真実からどんどん遠ざかっていきます。その結果、新たな被害者を出すことに。

【川崎の事件でも】
事件が起こる前にも、容疑者たちから暴行を受けていたと報道されています。学校にも登校していませんでした。大人たちはなぜ、SOSに気付かなかったのでしょうか。

生活や育児に困っているなら、家族を支える体制を。登校できないなら、生徒を支える体制を。理想論ではありますが、学校や地域という社会全体で、そして自分たちが、自分に子どもがいても、いなくても、社会の一員として、子どもたちにとって居心地の良い社会をつくることが、大人の責任であることを改めて考えさせられます。


『ソロモンの偽証 前篇・事件』は、今週土曜公開です。

映画『ソロモンの偽証』

出演:藤野涼子 板垣瑞生
石井杏奈 清水尋也 富田望生 前田航基 望月 歩
西畑澪花 若林時英 西村成忠 加藤幹夫 石川新太
佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 黒木 華 田畑智子
池谷のぶえ 塚地武雅 田中壮太郎 市川実和子 江口のりこ 森口瑤子
安藤玉恵 木下ほうか 井上 肇 高川裕也 中西美帆 宮川一朗太 嶋田久作
津川雅彦 余 貴美子 / 松重 豊 小日向文世 尾野真千子
原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊)
監督:成島 出 脚本:真辺克彦 音楽:安川午朗
製作総指揮:大角 正
エグゼグティブプロデューサー:関根真吾
プロデューサー:矢島 孝 秋田周平
アソシエイトプロデューサー:池田史嗣
撮影:藤澤順一
照明:金沢正夫
美術:西村貴志
録音:藤本賢一
編集:三條知生
装飾:湯澤幸夫
スクリプター:森 直子
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:田中マリ子
VFXスーパーバイザー:浅野秀二
音楽プロデューサー:津島玄一
音響効果:岡瀬晶彦
助監督:谷口正行 猪腰弘之
俳優担当:奥田由美
ラインプロデューサー:小松次郎
製作担当:大熊敏之
企画・配給:松竹   制作プロダクション:松竹撮影所
©2015「ソロモンの偽証」製作委員会

2015年〈春〉校内裁判開廷
『ソロモンの偽証 前篇・事件』2015年3月7日(土)
『ソロモンの偽証 後篇・裁判』2015年4月11日(土)
2部作拡大公開
公式サイト

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