猿たちはこうやって生まれた。『猿の惑星:新世紀』のVFXの裏側 (2/2ページ)
飛び散る汗や唾といったものもキャプチャーでは得られないので、マニュアルで付けているのです。同様に、感情的になった時に流れる涙や目の充血も、目のモデルをオーバーホールしてアニメーションを手付けしています。
猿の毛や肌質に力を注いでおり、正確で詳細なものを再現するために新しいソフトウェアを開発。特定の猿には100万以上の毛の束が付いています。あるシーンには1000匹以上の猿が映るため、それらの要素の管理は非常に重要な作業だったのです。
猿の他にも、荒廃したサンフランシスコを再現しています。サンフランシスコの街並みを写真撮影し、その画像を元に、建物を退廃させたり、植物を生やしたりし、さらに3Dでつくった木や壊れた車などを配置しています。それらにアニメーションをつけ、レンダリングしています。
このデジタルサンフランシスコは、まず軽い容量のデータで数マイルに渡り実際のサンフランシスコを再現することから始まりました。退廃し、草木がボウボウと茂った仮想のカリフォルニアストリートは、シーンに応じて破壊されるようになっています。そこにエフェクトチームが作った煙や炎といったものが追加されているのです。
人間が住む高層ビルは、実際に南アメリカやアジアにある途中で建築が中止になった建物を参考にしています。そこに現代の建物の建設現場にみられる機械部分や瓦礫、機械部分といったものを加えることで、最後のシーザーとコバの対決シーンにおいて、崩れ落ちるシーンをよりリアルにドラマティックに見せているのです。
[Via Comic Book Movie via io9]
(中川真知子)