【全文掲載】小泉進次郎氏が陸上自衛隊学校卒業生に贈った祝辞に感動する (2/3ページ)
昨日、午後2時46分、多くの国民が、また、世界中の人が黙祷を捧げました。私は宮城県の女川町の式典で黙祷を捧げていました。皆さんの先輩である、陸上自衛隊の方は、南スーダンのジュバで、現地時間の朝8時46分、日本の東北の方角を向いて黙祷を捧げていました。
この震災で皆さんの活動が評価され、期待がかつて無いほど高まっている。喜ばしいことではありますが、同時に、期待というのは、評価というのは、積み重ねることが大変だけど、それを失うときは、あっという間でもあります。どうか、これから未来の自衛隊を担う皆さんは自信を持って、今まで築き上げた自衛隊の評価、そして高等工科学校の歴史、これらを受け継いで、胸を張って自信を持って活動をしていただきたいと思います。
皆さんもおそらく子どもの頃、夢があったと思います。私も夢がありました。当時はプロ野球選手になりたかった。今ではまったく違う世界にいます。皆さんもそうかも知れません。今、自分が自衛隊の道に進む。それを予想していなかったかも知れません。
今、被災地の子どもたちの中で、「夢はなんですか?」「将来何になりたいですか?」そう聞いた時、その答えの中に皆さんの姿があるんです。人の命を助けたい。困った時に、人の役に立つために自衛隊になりたい。そういう、日本の将来を担う世代が出てきている。その人たちに恥じることの無いような自衛隊の姿を、これからも見せていただきたいと思います。私たち政治家は、皆さんに恥じることの無いよう、政治の信頼を高めていくための努力を最大に努めて参ります。
最後に私が一言申し上げたいのは、自衛隊の道をこれから選ばなかった、5名の依願退職をされる皆さんに対してです。私は、その5名の皆さんの両肩に担っている使命、これは非常に大きいと思っています。多くの国民は、高等工科学校という存在を知りません。皆さんのような年でこれだけの日々を、厳しい訓練を乗り越えて社会に出る、そんな皆さんの存在を知りません。
皆さんの存在を、社会に届けてください。この本校で学んだことをこれから民間の世界で生かし、活躍される5名の皆さんは、3年間学んだこと、そして同期がこれからも自衛隊で頑張る姿を、多くの出会う人々に伝えてください。それが皆さんの役割です。