あの日の白いモビルスーツ 1977年からのオタク回想録その2 (4/4ページ)

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そして、『スター・ウォーズ』の公開(いうまでもなく最高の体験でした)を挟んで8月にはSF雑誌『スターログ日本版』が創刊。そして、そして同月には、待ちに待った新作劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』全国ロードショー!! 盛り上がるアニメ、映画の情報の渦。お姉ちゃんという宣教師。それに呼応するかのような世間の波。これで、アニメファンにならないわけがないじゃないですか!!

8月5日『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』全国ロードショー。前日の夜には劇場版『宇宙戦艦ヤマト』テレビ放送もあり。また、9月14日にはテレビ『銀河鉄道999』放映開始という、怒涛のムーブメントだった
すっかり、お姉ちゃん目当てで友人の家にいりびたる毎日。しまいには、友人の家族旅行に同行して仙台まで遊びに行く始末。その仙台のデパートで偶然にも開催されていたのが、ブーム需要を見込んだ「アニメフェア」なるグッズの即売会でした。

今思えば、東映がのちにオープンするアニメショップ「アニメポリス・ペロ」のテストパターンだったのではないかとも思います。古い東映作品のセル画や、シナリオ、ポスターが販売されていました。オレはお姉ちゃんおすすめの『サイボーグ009』「Xの挑戦」のシナリオを購入して大興奮でした。

さらに、即売会で配布されていたのが、「この冬アニメファンのための雑誌『マニフィック』が創刊します! 予約受け付け中!」というチラシです。創刊号は、キャプテンフューチャーとガッチャマンの特集に加え、特撮映画史とやらもラインナップされているようでした。書店流通はなく、通販頼みの雑誌だったんですが、マニア志向だった自分はハートをわしづかみにされました。「渋いチョイスだ!! 買うしかない」そう決意し、旅行先にもかかわらず、その場で予約したのです。

「知らない価値」が続々発見できる面白さ。それが、当時の自分がアニメに夢中になった理由です。それは、当時の若者雑誌が掲げていた「サブカルチャー」全般に感じていたことと等価でした。「ロック」や「ポップアート」や「ニューシネマ」に並びうるジャンルとして確立した(そう感じていた)「アニメ」や「SF映画」。少なくとも自分はそう認識していたのです。

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