3月26日、加藤茶（72）がバラエティ番組『ニンゲン観察モニタリングスペシャル』（TBS系）に、妻の綾菜さん（26）と出演。「もし、宝くじが当たったら？」というドッキリ企画に綾菜さんが仕掛け人となり、出演者たちが見守る中で意外な一面を見せてスタジオを感動させたのだが……。

　今までお金の話をしたことがなかったという綾菜さんは、加藤のリアクションが想像できないとしていた。ドッキリの内容は、綾菜の弟が以前買っておいてくれた年末ジャンボ宝くじが出てきて、ふたりで当選番号を確認したところ、前後賞の1億円が当たった……という設定。

　1億円が当選していると思い込んだ加藤は「やばい、血圧が上がってきた」驚き、綾菜さんに「本当なの？」と声を鎮めて確認。「一億円っ！一億円っ！」と歌い出し、だいぶテンションが上がっている様子。1億円の使い道に話し合いが及ぶと、加藤は「とりあえずバナナ10本。好物だから」とテンションの高さからは予想外な返事をした。

　ほかは、家族・親族でハワイ旅行に行くことを決めたのみで、それでも8000万円近く残る当選金に綾菜さんは海外への移住を提案。すると加藤はそれを拒否して、「お金の問題じゃなくて、仕事をやりたいのは自分の夢なんだよ。俺はいくつになっても、いつまでも舞台に立って、バカをやってお客さんに喜んでもらいたい。だから引退はしない。加トちゃんは、一生芸人。死ぬまで芸人」と芸人魂を語った。

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加藤茶への賞賛に混じり「カトちゃん可哀想」の声も

　さらに、「俺が何かあった時に使いな。頑張って生きても、（あと）10年だと思うんだよ。だから俺がいなくなった時に……」と思わぬ本音を綾菜さんに語り、夫婦で涙した。

　この放送は大きな反響を呼び、

「見たけどすごく泣けた。優しくて芯から芸人なんだなって」
「なんて優しくて純粋な人なんだ… 」
「奥さんのこと愛してるんだねー 」

　と、加藤のまっすぐな気持ちと綾菜さんに対する、深い愛情を絶賛するコメントが殺到。しかし中には、

「こわい嫁にそう言わされてる老人にしかみえませんでした」
「テレビに映ってるのわかっててあの口調。家ではもっとキツイんだろうなぁ。カトちゃん可哀想」
「痩せてたし、老けたなって思った…。嫁も威圧的な話し方だし、カトちゃん逆らえなくって怖いのかなって思った…」

　と、綾菜さんの加藤に対する接し方に批判の声が上がっている。

　かねてから綾菜さんの“遺産狙い結婚”説はネット上で囁かれており、決定的となったのは2014年6月に出演した『家族に乾杯』（NHK）での加藤の様子だった。目がうつろで言葉が少なく、歩行もロボットのようにたどたどしく、ネット上は騒然となっていた。

　今回の放送で「生涯現役」を誓った加藤。この宣言を、綾菜さんはどんな心境で受け止めたのだろうか。

（文／一樹守）

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