【イタリアに住む方法】滞在許可証って、どうやって取るの?
イタリア移住を考えているなら、避けて通れないのが滞在許可証(Permesso di Soggiorno)の取得。日本国籍を持っていれば90日まではビザなしでも滞在できますが、それ以上は滞在許可証を取得する必要があります。 イタリアに住むための入口とも言えるこの滞在許可証。取得のためにはどのようなステップを踏む必要があるのでしょうか。ざっくりとまとめてみました。
滞在許可証の種類は主に3つ
まずは、どういった目的で滞在するかを決める必要があります。滞在許可証の種類はいくつかありますが、主に以下の4つに分類されます。
1. 労働許可証(Lavoro Subordinato)
2. 学生用の滞在許可証(Motivi di Studio)
3. 家族用の滞在許可証(Motivi Familiari)
4. その他
このうち「3. 家族用の滞在許可証」は、すでに滞在許可証を持っている家族がいる場合(もしくはイタリア国籍を持っている人との婚姻などの場合)に適応されるもの。また「4. その他」は戦争難民など特殊な事情がある人に適応されるものなので、ここでは割愛させていただきます。
労働許可証はハードルが高い?

出典: photo AC
労働許可証(Lavoro Subordinato)はその名の通り、仕事をすることを目的として発行される滞在許可証。申請するためには、以下のような書類が必要になります。
1.滞在許可申請用紙
2.パスポート全てのページのコピー
3.Contratto di Soggiorno(雇用主が発行する労働条件などが書かれた書類)
必要書類はシンプルですが、ちょっとハードルが高いと感じた人も多いかもしれません。仕事をするための滞在許可なので、取得のためには現地(イタリア)の会社と労働契約を交わし、働いていることが前提となっています。日本から現地法人の面接を受けて採用されることもないわけではありませんが、やはり稀なケースと言えるでしょう。
また、イタリアでは労働契約書を交わさないという雇用主もちらほら見かけます。これは違法になるだけでなく、滞在許可証のための書類を揃えることもできません。働いてさえいればいいというわけではないので、十分にご注意ください!
学生用の滞在許可証は取得しやすい?

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労働許可証に比べると、いくぶん取得しやすいのが学生用の滞在許可証(Motivi di Studio)。ただし、これもあくまで留学を目的とした滞在許可証のため、現地の学校に申込をし、入学許可が下りていることが前提となります。具体的には、以下のような書類が必要になります。
1.滞在許可申請用紙
2.パスポート全てのページのコピー
3.海外傷害保険証券
4.留学先学校の入学許可証
このほか、場合によっては銀行の残高証明等の書類を求められるケースもあります。こちらは留学先の学校へ授業料を支払い、イタリア滞在中の保険に入っていれば、ほかの書類はそれほど難しくありません。そのため、滞在資金が十分にあるという方にとっては比較的取得しやすい方法といえるでしょう。
ところで永住権ってどうやって取るの?
一般的に、滞在許可証(Permesso di Soggiorno)の有効期限は、労働契約書や入学許可証の期間に準じて、1年もしくは2年の間で設定されます。もちろん、そのままイタリアに滞在し続ける場合は、期限が切れる前に書類を揃えて、再度更新手続きが必要となります。
こうした更新の手間がなくなるのが永住権(永久滞在許可証/Carta di Soggiorno)。
永住権取得のためには5年以上イタリアに住民票を置き、犯罪歴がないこと、ある程度イタリア語が話せること(テストがあります)などが条件となります。
取得には最低でも5年間という長い時間が必要になるため、永住権を目指している人は、滞在許可証を取得後、できるだけ早く住民登録をすることをおすすめします。
どういうスタイルでイタリアに住む?
一言に「イタリアに住んでみたい」といっても、その目的は人によってさまざま。とりあえず学生として1〜2年住んでみたいという人もいれば、永住したいという人もいるでしょう。
特に永住を目指す場合、生計をどうやって立てていくか、いかにして滞在許可書を更新し続けるかという問題もあるため一筋縄ではいきません。
イタリアに住んでいる日本人の方を見ても、途中で滞在許可証の更新ができずに帰国する人や、逆に最初は1〜2年の予定で来たものの、いつの間にか長期間滞在し続けているという人までさまざまです。まずは自分がどういうスタイルでイタリアに住みたいのか、考えてみるといいでしょう。
ちなみに、イタリアでは頻繁に法律が変わるため、ここで紹介している情報や申請書類などは変更になる場合が多々あります。また、担当係員の判断によって必要書類が変更・追加されることもありますので、滞在許可証の申請を考えている方は、必ずご自身で必要書類等の確認をすることをおすすめします。