チャーミング井上が本で明かした“お笑い賞レース”の裏側 (2/4ページ)
もう20年くらい芸人を続けていると、順番を気にしたり、日にちを気にするのは結構「芸人あるある」系の話ですね。
―― 一回戦や二回戦落ちを繰り返す中で、それでも諦めないのはなぜなのでしょうか。
井上:『芸人生活』の最後のエピソードじゃないですけれど、お笑いが好きなんだと思います。あとはみんな、自分は売れると思っています。自分が一番面白いと思っていますね。もちろん売れないという現実もありますけれど、自分が一番面白くありたいという気持ちを切らしたことはないです。
――本書の巻末ではラリー遠田さんが解説を書かれていらっしゃいますが、どのように受け止めていらっしゃいますか?
井上:興奮しましたね。こんなに肯定的に書いていただいて嬉しいです。漫画の中で自分がお笑いをやっている理由を言っているのですが、本当は「これでいいのかな? (理由は)合っているのかな?」と考えていたんです。ラリーさんはその部分をピックアップしてくれて、芸人生活の究極の目的が明かされるというニュアンスで書かれて、本当に嬉しかったです。
――井上さんがこれまで見てきた中で「すごい!」と思った芸人さんをピックアップしていただければと思うのですが、いかがですか?
井上:ハリウッドザコシショウですね。『芸人生活』の中にもちょくちょく出てくるのですが、お笑いに対する情熱が素晴らしいんです。毎日動画をアップしていますし、昔は単独ライブを4時間やってたんですよ。しかも笑いを取れる。最後の方はお客さんも笑い過ぎてクッタクタになるんです(笑)。最近では(単独ライブが)2時間になりましたけれど、ずっと笑わせっぱなしです。
――芸人としての目標といいますか、憧れている人、目指している人はいらっしゃいますか?
井上:リアクションで笑いが取れる芸人さんを目標にしているので、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんや出川哲朗さんですね。特にと言われると上島さんです。ただ騒いでいるだけのように見えますが、すごくフレーズに気を使っているようにも思えます。あの“分からなさ”はすごいですよね。