【アニメキャラの魅力】狭心により潰える血統と誇り「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」の魅力『Fate/Zero』 (2/2ページ)
広がる不協和音
ケイネスが呼び出したサーヴァントはランサーでした。ランサーは非常に優れた実力を持ち、主君たるケイネスに絶対の忠誠を誓った騎士です。しかし、ケイネスは彼を信用することが出来ません。理由は彼の許嫁にあります。許嫁の名はソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ。時計塔の学部長の娘であり、アーチボルト家と並ぶ名門の出自です。
ケイネスはランサーの伝説を知っています。その為に、ランサーが彼女を奪うのではないかと心配なのです。ランサーはそんなつもりは一切ないのですが、いかんせんソラウの方はそうもいかないようで・・・。ややこしい三角関係に加え、確実に勝利をもたらすべく策を練るケイネスと、騎士として堂々と勝負を挑みたいランサーは根っこの部分でかみ合いません。この複雑な人間模様がランサー陣営の注目ポイントといえるでしょう。
■稀有な才能と努力の証。月霊髄液
ケイネスは、風と水の属性を持つという珍しい才能を持っています。これを最大限にいかした魔術礼装が「月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)」です。水銀で出来たこの礼装は、攻撃、防御の両面で優れた性能を発揮します。銃弾程度なら軽く防ぎ、壁や床を切り刻む、恐るべき力を持っています。
さらにケイネスは、サーヴァント召喚のシステムに手を加ており、ランサーへの魔力供給はソラウに任せ、自分の魔術に全ての力を注げるようにしているのです。この魔術礼装と魔力供給パスの変更という強力な武器を引っさげ、切嗣に戦いを挑みます。この戦いでは、彼の魔術師としての実力や魅力が存分に描かれています。
聖杯戦争の最有力候補として注目される「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」。幾つかの不安要素は在りますが、自身とサーヴァントの実力はそれを補って余りあるもの。強力なライバルとして描かれる彼らに、主人公たる切嗣と、彼のサーヴァントたるセイバーがいかにして戦うのか。『Fate/Zero』の見所のひとつです。
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★記者:羽野源一郎(キャラペディア公式ライター)
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