【アニメキャラの魅力】狭心により潰える血統と誇り「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」の魅力『Fate/Zero』 (1/2ページ)
大人気ノベルゲーム『Fate/stay night』のスピンオフ作品である『Fate/Zero』。それは破滅の物語です。7人の魔術師がマスターとなり、それぞれがサーヴァントを召喚して争う聖杯戦争。勝者が願いを叶えられるこの戦いへと身を投じた者たちの死闘と悲劇が描かれています。
この死闘と悲劇を更に強調するキャラクターが「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」です。彼は魔術師の名門アーチボルト家の嫡子であり、将来を約束されたエリート中のエリート。自身の経歴に武功をつけ加えるため、聖杯戦争にマスターとして参加します。能力、作戦、共に戦うサーヴァント、その全てに良い材料を揃えたケイネス。しかし、自陣営の人間関係の不破、対戦相手の性質など、様々な悪条件が重なります。そして、一筋縄ではいかないこの状況が、作品内の戦闘を一層盛り上げるのです。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■家柄、能力、地位。全てに恵まれた超エリート
魔術師の能力は代を重ねるごとに強力になり、出自によって優劣が決まってしまうというのがFate世界の一般的な説。ケイネスが生を受けたアーチボルト家は、9代を越えて続く名門です。この持って産まれたポテンシャルに、本人の努力が加わり、魔術師としての力量は非常に高いものとなり、『Fate/Zero』の聖杯戦争に参戦したマスターたちの中でもトップクラス。更に、若くして時計塔の講師を務めています。
家柄、実力、社会的地位、どれをとっても非の打ちどころの無い、まさしく絵に描いたようなエリート。このバックボーンと血統を何よりも重んじる性格ゆえに、「家柄の歴史の差は、魔術師個人の経験の密度によっていくらでも覆せる」という、教え子・ウェイバーの論文をアッサリ破り捨ててしまいます。これに怒ったウェイバーに、サーヴァントを召喚する為の聖遺物を奪われ、ケイネスは当初の予定とは別のサーヴァントを呼び出すことになります。よもや、教員と学生の対立が、あのウェイバーとライダーのペアを生み出すことになろうとは。人間関係がどう転ぶか分からないということをよく表していますね。
■愛するが故に。