おなじみの胃薬で意識障害が起こる (2/3ページ)
通常、H2ブロッカーは脳へはほとんど移行することがないのですが、高齢者や、腎障害のある人、ほかに薬を使っている人、がんで高カルシウム血症になった人などは、体内にH2ブロッカーが蓄積され、せん妄状態を起こしやすいと考えられています。
H2ブロッカーによるせん妄は、投与開始から2時間~3日後に起こり、中止後2~3日で元に戻ります。
H2ブロッカーにはいくつかの種類があります。シメチジン(一般名「タガメット」)、ファモチジン(一般名「ガスター」)、塩酸ラニチジン(一般名「ザンタック」)、塩酸ロキサチジンアセタート(一般名「アルタット」)、ニザチジン(一般名「アシノン」)など、市販の胃薬としても広く使われています。市販薬の場合、含有量は少ないですが、高齢者などの使用には注意が必要です。