「命の危険を4、5回は感じた」メキシコ麻薬戦争を体験した男が激白!! (3/5ページ)

日刊大衆

取材対象には必ず「自分が誰であるか」を明確に伝えて取材をした。1人の人物だけを追ったり、1つの事件だけを追わず、全体を描くことを心がけたので、逆に安全だったんだ。

「危険ドラッグ」などが蔓延するなど、日本でも近年ドラッグは社会問題化している。インターネットの発展によって麻薬組織が年々グローバル化している現在、メキシコの現状はけっして対岸の火事ではない。

日本のことはまだあまりよく知らないけど、これは映画なので、エンターテイメントとして愉しめる作品を作ったつもりだ。ビジュアルが美しく、しっかりしたストーリーがある。その内容には自信がある。ドラッグカルチャーを描いた作品だが「人間はなぜ悪いものに魅力を感じてしまうのだろう?」 という問いかけも、この映画のテーマのひとつである。現実にその「悪」がカルチャーを生み出しているし、日本にもそれは存在すると思う。そのどこからが危険なのかというボーダーラインを探ることもがまた、この映画のテーマなんだ。

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ベトナム戦争時、前線の兵士に送るためにアメリカ軍は秘密裏にメキシコの麻薬を大量に購入していたという。現在もメキシコの麻薬を買っているのは99%以上がアメリカ人だ。麻薬は金になるため、麻薬カルテル以外の市民社会にも利益をもたらしてしまう。その現実がこの戦争の終結を困難にしている。

この麻薬戦争の主犯はアメリカなのか、それとも人間の欲望そのものなのだろうか?

両方とも密接に関わっていると思う。アメリカにはどこにでも麻薬への需要と欲求がある。使う人も多く、そのための金もある。しかし、このゲームに参加しているのはアメリカだけではなく、コロンビアや他の国だって直接的、間接的に関わっているんだ。

カルデロン大統領はかつて「世界で最もひどい麻薬中毒者を隣人に持つのは非常に大変である」と発言した。
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