自分がやりたい仕事ができない!って人がマネすべき「小池栄子」の世渡りかた
新年度が始まったこの季節は、新入社員ではなくても気持ちがちょっとソワソワしませんか?
体にまだ馴染まないスーツと持ちなれないカバンを持つ若い人たちに、自分の新人の頃を重ねたりして。
「あの頃は、もっと仕事に夢と希望を持ってたなぁ」とかね。
みなさんが今、仕事をするときに大切にしていることは何ですか?
空気、読んでますか?
アラサーになり仕事に少し慣れてくると、会社での処世術も少しずつ身についてきます。
どのように立ち回ると仕事がスムーズに進むのか、プロジェクトのキーパーソンは誰かなど、ちょっとしたコツをつかむ感覚です。
コツをつかむのは「嗅覚」や「勘」が優れている人が有利だと言われますよね。
もともと社会には、勘の良い人が一定数存在していて、いわゆる「空気を読む人」として重宝されます。
でも、嗅覚や勘の良さだけで渡り歩けるほど、仕事も人生も甘くはないと私は思います。
小池栄子の才能とは
先日、小池栄子さんのインタビューを見ました。
元グラビアアイドルにして、経済番組「カンブリア宮殿」では作家村上龍さんのアシスタントを勤める一方、最近では演技派の女優としても高い評価を得ています。
彼女はよく「勘が良い」と評されます。
勘と頭の良さは、天性の才能ともいえる彼女の強みでしょう。
しかし、インタビューで感じたのは、彼女の本当の才能は「努力できる人」だということ。
彼女がここまで高く評価されるに至ったのは、勘や嗅覚というより、ただひたむきに努力したことに尽きるのだと思います。
デビュー当時は女優志望でグラビアはやらない予定だったという彼女ですが、当時女優の仕事が回ってくることはなかったそう。
結果、グラビアの仕事に専念することに。
しかし、そのグラビアにがっつり向き合わなければ、今の自分はなかったと言います。
そして「グラビアもバラエティも全ての仕事を全力で取り組んできた」とも。
いつも自分が望む仕事が与えられるほど、世の中は自分中心には回ってくれません。
与えられた仕事を全力でやりきることができる人がどれだけいるでしょう。
小池栄子の真の才能を見た気がしました。
話は変わって・・・
「村上春樹」さんのこと。
村上春樹さんが職業倫理で最優先することは「ずるはしない、全力を尽くす」ことだそうです。
まるで小学校の運動会で掲げるスローガンみたいですね。
でもこのシンプルなワードに、大切なことは全て含まれているとも感じます。
どんなに経験を積んで、さまざまなことをソツなくこなせるようになったとしても、小手先の器用さが、人を惹きつけることはありません。
全力で仕事に向かうことが必ず日の目を見るとは限りませんが、ズルをして簡単に済ませた仕事が誰かの心を動かすこともないでしょう。
新年度ですし、ちょっと気を引き締めたいですね。