1億円なんて数字に惑わされないで!本当に必要な「老後のお金」 (2/2ページ)
(1)1カ月の生活費23万円/20年間の場合
・(23万円 × 12カ月) × 20年 = 5,520万円
(2)1カ月の生活費23万円/25年間の場合
・(23万円 × 12カ月) × 25年 = 6,900万円
(3)1カ月の生活費30万円/20年間の場合
・(30万円 × 12カ月) × 20年 = 7,200万円
(4)1カ月の生活費30万円/25年間の場合
・(30万円 × 12カ月) × 25年 = 9,000万円
そして、このいずれもに500万円~1,000万円ほどの予備費を足したものが老後に必要なお金となります。
巷でよく言われる老後に必要なお金はこの金額のことを言っているのかもしれませんね。
■あくまでも老後にかかるお金、ここから引けるものがあることを忘れないで!
この金額を見てみなさん驚かれ、「こんなお金、とても用意できないわ」とますます不安になられるかもしれません。
ですが、この金額はあくまで老後にかかるお金ということです。ここから引いていけるお金があるのです。
■一番高い金額の(4)でも老後までに必要な金額は1,100万円!?
まず、支給される退職金の予定額をここから引くことが出来ます。これが2,000万円であれば、(4)の場合、9,000万円-2,000万円で7,000万円ということになりますね。
次に、ここから差し引けるお金は貰える年金の額です。貰える年金の額が1カ月夫婦二人で23万円だとすると、単純計算で25年間に受け取れる年金額は6,900万円ですので、7,000万円-6,900万円=100万円
つまり、(4)でも老後までに貯めておかなければならないお金は100万円+予備費で考えると、600万円~1,100万円となるわけです。
いかがでしたか?
思ったよりも老後までに必要な金額が少なくて済むことがわかり、驚かれたのではないでしょうか。
但し、退職金が2,000万円より少ないと考えられる方や年金の支給額が23万円より少ないと思える方はその分を上乗せして貯めておく必要があります。若い方は、どちらも7割くらいの減額で設計しておいた方がよいでしょう。
ぜひ一度、ご自身の老後に必要なお金について、考えてみてくださいね。
(田辺美穂)
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