新宿ゴールデン街の客層が様変わり、言葉の壁をどう乗り切る?!
ある店ではまったく日本人がこない日も…
新宿ゴールデン街。独自の懐かしい景観と、マスコミ・文化人などが多く集う夜の飲み屋街として人気だが、最近は訪日外国人観光客の来訪がハンパなく増えているという。
外国人客自体は以前よりあるため、おおむね歓迎なのだが、ゴールデン街の暗黙のルール(カウンターの小さい店舗が多いため、満員になった後に客がきたら任意の先客が帰る)が伝わらない。そのため大人数で来て店を占拠され、迷惑してしまうこともあるとか。
ある店の人は
「客がすべて外国人という日もある。ある日はまる1日、日本語をしゃべることがなかった。日本語がしゃべりたくなった」と、心情を吐露する。
また、
「客は世界中から来るため、英語だけでは対処できないことも。スマホの翻訳で乗り切っている。会話できるぶんにはいいのだが、なかにはまったくしゃべらない人もいて、それはそれでつらい」
とこぼす。
とはいっても時代の流れは訪日観光客増に振れている。オリンピックに向けて、新宿を訪れる外国人観光客は増えることすらあれ、減ることはないだろう。ここまでの繁盛は、ゴールデン街自体が海外のガイドブックに多く掲載されており、海外の旅行サイトにおける「新宿のおすすめ」の上位に顔を出していることが理由だが、店主たちにとっては、この海外から来る一見さんにローカルルールを教えるまでの会話力がないことが悩みのようだ。
(文・楠尾 袋)