『黒歴史』という日常用語はこのアニメから生まれた! (2/2ページ)

あにぶ

■すべてのガンダムを包括する『∀』と『黒歴史』

ガンダムは、そのシリーズによって、背景となる世界観が異なっています。例えば、アムロとシャアから連なるシリーズは「U.C.(宇宙世紀)」、ヒイロ・ユイなどが活躍するのは「A.C.(アフターコロニー)」、キラ・ヤマトやアスラン・ザラが出てくるのは「C.E.(コズミックイラ)」など、その世界観によって、文明や科学技術、「ガンダム」の位置づけもすべて異なっています。

しかし、『黒歴史』はそのすべてを包含し、過去に実際にあったものとして扱います。パラレルであった世界は、『黒歴史』の名のもとに直線状の「歴史」となるのです。

と書いても「何のこっちゃ」だと思うので、ざっくり書きますと、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』などはもとより、『新機動戦記ガンダムW』はては、∀ガンダムよりも後に放送された、『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムOO』『機動戦士ガンダムAGE』、そして最新作の『ガンダム Gのレコンギスタ』もすべて、ガンダムの世界で実際にあったもの=黒歴史であり、「今後いくらガンダムが作品が作られても、ガンダムの世界の歴史でいちばん最後は『∀ガンダム』である」ということなのです。

これが本当の『黒歴史』。今の意味とは違うとお分かりいただけたと思います。実は「∀」とは数学記号で「すべて」を表わすものなのですね。従って、過去を否定し消し去るのではなく、すべて受け入れるという、今の使い方と逆の意味でもあったんです。

などと、1つの単語からこれほど薀蓄が広がるわけで、アニメの世界の影響もなかなか侮れないなぁと思いませんか。

(あにぶ編集部/リンドウ)

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