【アニメキャラの魅力】むっつりスケベの地味メガネ!?「赤松勇樹」の魅力とは?『人生相談テレビアニメーション「人生」』

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(C)川岸殴魚・小学館/人生製作委員会
(C)川岸殴魚・小学館/人生製作委員会

 『人生相談テレビアニメーション「人生」』は、タイトルの通り主人公たちが学校の生徒や先生から寄せられる“お悩み”への解決策(?)を考えていく、そんなアニメ作品です。今回ご紹介する「赤松勇樹」は、生徒会長「白河香織」の公金不正使用などの黒い噂を追ったために、新聞部から追い出された「二階堂彩香」の設立した「第二新聞部」の部員。彩香の考えた「お悩み相談コーナー」の取りまとめ役を押し付けられたメガネ男子です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■男気

 見た目は「草食系」メガネ男子に見える赤松。回答者たちの無茶な回答に、控えめにツッコミを入れることがあるものの、基本的には状況に流され、あまり強く自己主張をしようとしません。しかし、実のところ芯が強く男気のある子なのです。いとこの彩香のために第二新聞部の頭数になったり、「九条ふみ」の家に合宿のお願いに行った時は、祖父に萎縮するふみにかわり、前に出て意見を言ったり、生徒会長に圧力をかけられた時にも屈しませんでした。男らしいですね。

■二代目コガネン

 「鈴木いくみ」が幼少より憧れていた、悪と戦う商店街ヒーロー「コガネン」の中の人である「飯田」は、単に女子にもてたいという動機でコガネンをやっていたに過ぎませんでした。それゆえ、学校の悪の結社「HHH団」と戦ってほしいといくみに請われた飯田は、コガネン変身セットをいくみに譲ることでその依頼を放棄します。

 いくみにコガネンになってほしいと言われた赤松。最初は断るものの、実はコガネンは、彼女が亡くなったおじいちゃんに商店街へ連れていってもらった時の大切な思い出である事を聞き、二代目コガネンになる事を決意します。それもまた赤松の男気の表れと言えるのではないでしょうか。

■声がケイ・グラントになる

 二代目コガネンとなることを決意した赤松は、いくみの特訓を受ける事に。疲労困憊の赤松は、いくみが整骨院の先生から教わったツボ刺激マッサージをしてもらいますが、そのツボの中に「ケイ・グラント」のツボがあったため、声が「ケイ・グラント」になってしまいました・・・。赤松はその後、自ら「ケイ・グラント」のツボをついて“ケイ・グラント声”を出せるようになり、コガネンに扮した時は、正体がばれないように声を変えて活躍しています。

 悪の秘密結社「HHH団」の構成員である藤田先生が、その内幕を素直に打ち明けたのも、ケイ・グラントさんの素敵な声のおかげでした。

■ハーレム主人公らしからぬキャラ

 『人生』は、赤松を中心としたハーレムアニメの構造を持っているといえます。しかし赤松は、女の子の感情に鈍感で性欲が枯れているような、ありがちなハーレム主人公とは一線を画します。

 まず、意外とムッツリスケベです。水に透けた「遠藤梨乃」の体操服をチラ見したり、合宿でいくみが梨乃にとらせたエロいポーズを心の中で称賛したり、高校生の男の子としてはごく当たり前なスケベ心を持っており、いくみが無邪気に起こすエロイベントを素直に喜びます。そういうムッツリなところは、彩香にはバレバレですが。

 また、愚鈍な朴念仁というワケでもありません。梨乃が催眠術にかけられて好きな相手を言わされそうになった時、「本人に聞こえてしまうから」とつぶやいた事で、「その場にいた男子は自分だけだったから」と、梨乃が自分のことを好きだと考えたり、否定してみたり、それ以後、梨乃のことを意識してしまったり・・・。ちなみに、お米券を渡すことで競われた「美少女コンテストRE-BOOT」では、自らのお米券を梨乃に渡していました。

 一見地味ながらも、現実の男子高校生に近く、いざというときには頼りになる赤松は、男性視聴者からもあまり嫌われませんでした。やはり、現実にはありえない鈍感イケメンよりも、赤松のように素直な反応をするキャラの方が共感を得やすいのかもしれませんね。男女ともにその魅力で虜にさせるむっつり地味メガネ・・・それが「赤松勇樹」なのです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

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