“gumiショック”を引きずるIPO市場…グノシー上場に高まる不安と期待 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

「堅実性は全然違う」との評価も

 ただ、証券アナリストは、gumiがゲームアプリであるのに対しグノシーはニュースアプリ。「堅実性が全然、違います」と、次のように説明する。

「ゲームアプリ事業は、映画のようなもので当たると化けます。SNSのミクシィを救ったのはモンスターストライクというひとつのゲームでガンホー(オンラインエンターテインメント)を時価総額1兆円にしたのもパズドラという単一のアプリでした。

 それに対してグノシーの提供するのは、ニュースアプリでゲームのように一過性ではなく、歯磨きのように習慣化します。ユーザーがしだいに積み重なっていくわけで、今月、獲得したユーザーが、半年後、1年後にどれだけの収益をもたらすか計算しやすい。予見能力の高い事業モデルなんです」

 gumiショックで、ベンチャー業界が引き締まり、投資家の目が厳しくなったのは、証券市場にとってむしろ好材料。その監視のなかで上場するグノシーには、gumiにあった「上場ゴール」のような甘さを排除した経営を期待したい。

伊藤博敏
ジャーナリスト。1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。近著に『黒幕 巨大企業とマスコミがすがった「裏社会の案内人」』(小学館)がある
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