白亜のタージ・マハルと対峙する、アグラの赤いお城に行ってみた (1/2ページ)

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白亜のタージ・マハルと対峙する、アグラの赤いお城に行ってみた

インドが世界に誇る、大理石でできた眩いばかりの白い墓廟「タージ・マハル」。このタージ・マハルから約2.5キロメートル離れた場所に、「赤いお城」なるものがあることをご存じですか?

この「赤いお城」とは、タージ・マハルと同じくユネスコの世界遺産として登録されている「アグラ城塞」です。

元々は11世紀に原型が築かれていたとされるこの城塞。15世紀-16世紀前半に掛けて北インドを支配したローディー朝がデリーからアグラに遷都した後、このローディー朝の王様たちにより、宮殿、城壁、モスクが増築されました。

そしてこのローディー朝を破り、16世紀~18世紀に掛けてインド大陸で勢力をふるったムガール帝国。中でも、16世紀半ばに帝国を繁栄に導き、現代インド人からも尊敬すべき人物として称えられるムガール帝国の第3代皇帝アクバル大帝は、この城塞を「赤い砂岩」で改装するように命じます。

4000名にも上る大工が日々作業をし続けて、8年の時を経た1573年に、「赤いお城」が完成します。この城塞が最大に広がりを見せた際は、東京ドーム8個分の広さにも及んだそうです。

またアクバル大帝のお抱え歴史家アブル・ファズルの記録によると、当時、5000ものベンガルやグジュラティスタイルの美しい建造物が建てられたとのこと。アクバル大帝の時代、とてつもない規模の繁栄を誇っていたことが伺えます。

その後、アクバル大帝を含めて、3代の王様たちがこのアグラ城を居住の地とします。

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