今、みんなで盛り上がれるゲームの特徴は「攻略性がない」こと!
4月も半ば。新生活シーズンということもあり、新たな環境、新たな人間関係が始まっている人も多いと思います。
最近では、職場・学校などで仲良くなるきっかけの1つとして、「オンラインゲーム」が活用されていることもあるのを知っていましたか? 実際、筆者が以前勤めていた職場でも、オンライン上で仲間とゲームを楽しむことで士気が高まっているチームがありました。その人たちの退社時の挨拶はなんと、「じゃあまた、この後!」というもの。つまり、「オンラインでまた会いましょう!」という挨拶をして、帰宅後にオンラインゲームを楽しんで盛り上がっていたのです。
このゲームをきっかけにさらに仲良くなり、飲みに行ったり、休日に遊びに行ったりすることも多かったようです。
職場の人と業務時間外に一緒に活動するというのはハードルが高いことだと思いますが、こんなふうに今、オンラインゲームを通じて絆が深まることがあるのです。
【調査】みんなが面白いと思うゲームとは?
では、今人気のゲームとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか?
普段からスマホでオンラインゲームを利用するユーザー526名を対象に調査(※)を行ったところ、このような結果になりました。
この結果を見るに、どうやら「大人数でやりこむからこそ生まれる盛り上がり」というのが、面白いゲームの大きな要因のようです。
この“盛り上がり”とは、具体的にどのようなものなのでしょう? 実際のゲームを参考に、探ってみました。
みんなで盛り上がれる、このゲームに注目
「大人数がリアルタイムで楽しめるゲーム」としてソーシャルトレンドニュース編集部が注目したのが、『戦国炎舞 -KIZNA-』というスマホゲーム。
こちらのゲームに注目した理由としては、「初心者やライトユーザーでも自由に盛り上がれそう」というところです。
ゲームの内容は戦国時代をモチーフにしたバトルRPGで、最大の特徴は、20人VS 20人の大人数での“合戦”が楽しめること。この合戦は1日に3回、決まった時間に開催されています。
初心者でもみんなで“盛り上がれるゲーム”の理由
【1】攻略法はなし! チームのみんなとの“協力”がカギ
“連合”とは、合戦を一緒に戦うチームのことで、合戦に参加する際には“前衛”と“後衛”に分かれ、攻撃役とサポート役に分かれて戦います。後衛はとにかく前衛の“応援”を頑張る役目なのですが、この応援が、一発逆転の鍵となる“必殺”になることもあるそう。そのため、仲間と一緒に戦略を練ったり、息を合わせて攻撃したりする必要があるのです。
その人自体の戦闘力やレベルよりも「みんなで協力して戦うこと」が重要なゲームなので、初心者でも必要とされ、チームの一員として楽しめます。
【2】初心者でも、自分に合った連合を探せる
“連合”については、最初はおまかせでどこかの連合に入ることになりますが、自分に合った連合を探すこともできます。連合にはそれぞれ独自のルールや楽しみ方があり、役職などを与えられます。どこか大学のサークルのような印象ですね。
やる気満々な連合、のんびりまったりの連合、ベテラン中心の連合、みんなで相談し合う連合……と、本当に様々ですが、特に正解もなく、あえて言うなら自分の居心地のいい連合が正解のようです。
自分から探しに行くのは大変なので、“連合仲間検索”に自分を投稿しておくと、勧誘を受けられるとのこと。慣れてくれば、自分で連合を作ることも可能だそうです。つまり、職場の同僚や友人などを誘って、元々の友人たちでの連合を作ることもできますね。
【3】入るも、出るも、戻るも、自由に楽しめる
そして連合は、自分の気に入るところが見つかるまでいろいろと試してみることができます。
お試し気分で入ってみるのも、やっぱり違ったと思ったら出ていくのも自由。かつて入っていた連合に戻ることも可能です。
そして出戻りの人に対しては、「おかえり」と迎えてくれる人が多いそうで、これは「最大20人が参加できる大所帯ゲーム」であり、「みんなが力を合わせることが重要なゲーム」」であるからこそ、仲間になってくれる人は温かく迎え入れるという文化があるようです。
気の合う仲間と協力し合って芽生える“絆”
このゲームをプレイしている人の意見をTwitterで探してみたところ、「連合仲間の人が受験勉強のことをすごく心配してくれて、泣きそう。頑張らなくちゃ」といった投稿もあり、目を引きました。
チャット機能を使って「今は受験に集中して、落ち着いたらまたゲームに戻っておいでよ」といったやりとりが見られ、ゲームという枠を越えて本当の仲間になっている人もいるのだなあ……と、驚きました。
いわゆるチーム戦のゲームというと、“強い人”や“レアなアイテムを持っている人”などが優遇されがちですが、「大人数で盛り上がれるゲーム」というのは、この戦国炎舞のように、ゲームが得意な人だけでなく、「自分もチームの一員として力になれているんだ」と実感できることが大切な要素なのかもしれません。それこそがゲームへ参加するモチベーションとなり、職場や学校以外のサークル活動のような、“自分の居場所”と思えるのはないでしょうか。
そんな戦国炎舞ですが、4月17日から、チーム一丸となって盛り上がっている熱さが伝わってくるような新CMが開始されています。
何かと忙しい毎日、実際に大人数で集まって遊ぶのはなかなか大変なこと。
それがオンライン上で、すぐに大人数と繋がれる時代になったのですから、チーム戦を楽しまずにいるのは、もったいないかもしれませんね。
たとえ面と向かっていなくたって、喜びをみんなで分かち合えれば、深まる絆があるはずです!
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
※調査概要
調査対象:10代~40代男女 526名
(事前調査にて、「普段スマホでオンラインゲームをプレイする」と回答した人)
調査期間:2015年4月10日(金)~2015年4月11日(土)
調査方法:インターネット調査
■関連リンク
『戦国炎舞 -KIZNA-』