「あーもう!」ついやってあげちゃう親はキケン!? 毒親とサプリ親の違いとは
子どもの成長は楽しみな反面、不安もいっぱいで、つい他の子と比べてしまいます。そうすると、どうしてもわが子が劣っている面にばかり目がいってしまい、焦りやイライラが募り、過剰に干渉したり、口を出したりしていませんか?
それが行き過ぎると、“子供の人生に悪影響を与える親=毒親”になってしまうかもしれません。
そこで今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、親に必要な“待つ勇気”についてお話します。
■子どもの「自分でできる」ことを奪わない
1歳半から2歳くらいになると、それまで親の庇護のもとに生きていた子どもが、自分でなんでもやりたがるようになります。
そんな時に、つい手を差し出していませんか?
自分で洋服を着たがるけど、袖に腕を通せない・ボタンを掛け違う・靴下はかかとが上に……じっと見守れなくて手を貸して着せてしまう。
同じように、靴を履くのもじっと見守れず、もどかしい気持ちがイライラに変わり「あーもう!貸しなさい!」と靴を履かせてしまう。
他にも、ところ構わず走ったりジャンプしたりすると、転びそうになる前に「危ない!」と抱えて転ばせないようにする。もちろん、走ってはいけない場所、転ぶと危ない場所もありますが、子どもは走ったり転んだりしながら怪我をしない転び方を学んでいくのです。
手を貸し過ぎて、子どもの“成長の芽”を摘んでしまっていませんか? 子どもの“自分でできる”ことを“待つ勇気”を持って見守ってみてください。
■子どもが「自分を知る」機会を与える
子どもが小学校に入学すると、どうしても他の子と成績を比べてしまいがちです。
例えばひらがなを上手に書けない・計算を間違える・本を読むのにつっかえていると、つい「こんなんじゃダメよ」と責めがちです。
もちろん、今より成績が上がってほしいというのは、子どもの将来のことを考えてのことです。でも、それが本当に子どものためになるかどうか考えてみてください。
学校で、多くの教科を学ぶのは、自分の得意不得意を見つけるためでもあります。学んで経験を経てから、初めて“自分はこれが得意・これが好き”とわかるのです。
計算が得意・字を書くことが好き・運動能力が抜群にいい・歌がうまい・絵を褒められたと、子どもは自分の持っている能力に気付き、その能力を開花させていこうとするのです。
自分を知るには時間が必要です。たった数回のテストの成績で“ダメ”な烙印を押していませんか? 子どもが“自分を知る”ことを“待つ勇気”を持って見守ってみてください。
いかがですか?
“待つ勇気”を持つ親のことを、筆者は“サプリ親”と名付けています。薬のように即効性はありませんが、その分副作用もありません。
毎日取り続けることでじわじわと効果が表れ、子どもが大人になる頃に身体や脳や心がしっかりと鍛えられている可能性がある、そんな“サプリ親”を目指してみませんか?
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【参考】
※ 平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)
【著者略歴】
※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』。