【アニメキャラの魅力】奇抜なパンチで相手を翻弄!鴨川ジムのムードメーカー「青木勝」の魅力『はじめの一歩』 (2/2ページ)

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青木は6年間のボクサー生活の全てを掛けて、日本ライト級タイトルマッチに臨みます。新技まで繰り出すものの、試合は一進一退。鷹村さんや一歩ほどボクシングの才能に恵まれなかった青木が、必死で勝利を掴もうとする姿に、視聴者はきっと自分自身を重ね、応援したくなるのです。

 結果的にいつもの泥試合になっても、トミ子同様に心の底から青木の勝利を願ってしまいます。対する実直なチャンピオン今江も、試合前はふざけて見える青木に反感を持っていましたが、拳を交えて戦ううちに、自分と同じように這い上がってきた青木の精神的な強さを感じ、そして自分の弱さに気づかされ、最後には青木を尊敬するにまで至るのです。

 また、特筆すべきは青木を演じる声優「高木渉」さんです。やんちゃ坊主や漢気ある不良を演じたら右に出るものはいない・・・と個人的に思っていますが、この試合でも、必死に頑張る感動的な場面に漂う“暖かみのある演技”は青木にぴったりです。この方が青木を演じられて良かったと心の底から思います。

■友情に厚い!

 青木の魅力を語る上で欠かせないのが木村の存在です。幼稚園の頃からの腐れ縁で、中・高校時代は仲良く不良。中途半端に何でもできる二人は、目標も無くケンカばかりの日々を過ごしていました。そんな時に鷹村さんに出会ったことがきっかけで、二人は鴨川ジムに入門し、ボクシングの楽しさに目覚めていきます。更生してプロボクサーとなった今も、どこか二人の立ち位置は似ており、その苦労を言わずとも分かりあえる仲です。

 だからこそ、木村のタイトルマッチの時には、木村の為に宮田一郎に土下座をし、試合ではセコンドについて木村を支えるのです。木村の為に自分ができることは何でもしてやりたい!という青木の友情は、これまた視聴者の胸を打ちました。

 今江戦の前に、青木が川の土手で木村に語った「(一歩は)気は弱いクセに気が大きい、オレは気ィ強えのに気が小せえ。まるでよく吠える犬みてえだよ」と、自ら自分を語るこのセリフ。自嘲的な気持ちを素直に口に出せたのは、やはり親友の木村が相手だったからでしょう。いつもは漫才コンビの二人が、たまにシリアスになるからこそグッとくる訳ですが、結局最後はいつもの小競り合いになります。しかし、そこがこの二人らしくて素敵なのだと思います。

 実力はあるはずなのにイマイチ出し切れない・・・、そんな愛すべきキャラ「青木勝」。彼の今後には一体どんな展開が待っているのでしょうか。青木の未来に幸多からんことを願うばかりです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:moto11(キャラペディア公式ライター)

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