第三十回 GDP成長余地の大きなところをねらえ! (2/2ページ)

タブロイド

正確に言うと、2を超える水準になることなく、そろそろ天井をつけ始めています。これに対して、アジア地域はちょうどいま、人口ボーナス指数が2を越えてきました。これがあと20年位続きます。

中国に注目が集まる理由

その期待の星は日本のGDPを抜き、アメリカを抜くのも時間の問題という中国ではないでしょうか。

ということで、これがアジア地域の人口ボーナス指数推移です。

ありゃりゃん。中国、韓国、シンガポールともちょうど今、ピークをつけています。中国や韓国は、日本以上に極端な指数低下が待っています。意外なのはタイまで。

これから人口ボーナス期を迎えるのは、インドやインドネシアのようです。

インドは人口で中国を抜く勢い、インドネシアも3億人以上の人口を抱える大国で、それぞれ、じわっと人口ボーナス期を迎えます。急峻なピークを形成しない分、地味に長く続く感じです。

こういう地域の成長力を味方に付けられれば強いかもしれませんね。

具体的に何をどうということではありませんが、皆さんの本業でも投資先としても、重要なテーマになっていくのではないでしょうか。

さて、最後に欧州主要国の状況もみてみましょう。

これらの国は、日本が成長するための外需を取り合ういわばライバルです。それらの国々の状況を見ておくのも悪くありません。

これをみると、程度問題としては日本よりマイルドではあるものの、人口オーナス期に突入済みであること、そのタイミングとも日本とよく似ています。

リーマン・ショック後に欧州で起こった欧州債務危機、ユーロ危機といった現象、そして危機からの回復力の弱さは、バブル崩壊後の日本を彷彿とさせます。それは、こういう人口構成も一因なのかもしれません。

ということは、アメリカも含めて、先進国はこぞってアジアの成長を取り込みに来るだろうということです。

日本企業の成長戦略は、これら先進国との競合という観点でも一筋縄ではいかないようですね。

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