こんな楽しい未来なら大歓迎! 超会議に集結したPepper作品が自由すぎた
過去最大規模で開催され、会場にはおよそ15万人が来場した「ニコニコ超会議2015」。
4月25日・26日の2日間、ニコニコ動画のすべて(だいたい)が再現されていた会場の一角にある「超ロボットエリア」にて、感情認識パーソナルロボット・Pepperが参戦。機能を多方面に活用した、個性的なPepperが会場を盛り上げていた。
お金の使いすぎも受信料不払いも許してくれる!?
ブースのステージで繰り広げられていたのは「Pepperに懺悔してみた」。その様子はニコニコ生放送され、視聴するネットユーザーとPepperが連携。来場者の懺悔に対して、Pepperがニコ生のユーザーコメントを読み上げたり、「許す/許さない」のアンケートを行った。
来場者の懺悔の内容はさまざまで、「北千住のキャバクラのお姉ちゃんにたくさん貢いでしまった」という、少しだけPepperっぽさを感じる“ぱっぺー”や、公式キャラなのに「○HKの受信料を払っていない」という“○ーもくん”などが登場。会場、ニコ生視聴ユーザーともに盛り上がっていた。
なお、シスター・Pepperは非常に慈悲深く、ユーザーアンケートでは許されない懺悔でも、その広い心で受け入れ反省を促していた。
無慈悲で容赦ない! Pepperを本気で怒らせると……
そんな優しさにあふれた姿とは逆に、容赦ない無慈悲っぷりを見せてくれたのがワン・トゥー・テン・デザインによる「Pepperと対戦ゲームやってみた」。
ゲームは互いに球を打ち合い、3点先取で勝利するというシンプルなもの。ただし、挑戦者が得点するごとにPepperの逆鱗に触れてしまう。
本気で怒ったPepperは、球を打つボードが極端に巨大化(または挑戦者側のボードが縮小)したり、レーザーを発射して挑戦者側の機能を麻痺させるなど、チートとも取れる異常な能力で勝ちにくる。
勝利したPepperのドヤ顔が印象的だった。
ボカロやセルフィなど、最新のエンタメとテクノロジーが融合
このほかにも、ブースにはさまざまなPepperが登場。2台のPepperとアルデバラン社の小型ロボット「NAO」を連携させ、未来感漂うロボット同士の会話を披露した「Pepper同士で会話させてみた」(慶應大学 高汐研究室 - Sociable Robot Lab -)。
ボーカロイド連携アプリ「Pepper sings」をつかって、自動生成されたボーカロイド曲を歌って踊る「Pepperがボーカロイドで歌ってみた」(ヤマハ)。
Pepperから流れてくる曲名を当てる「Pepperで音楽対決してみた」(Team SabiDon)や、器用にベルを鳴らし分ける「Pepperにハンドベル演奏させてみた」(TASKO Pepper部)など、最新のテクノロジーとエンターテインメントを落とし込まれたPepper。
さらに、「Pepperに写真撮られてみた」(IMJすまのべ! with きゅんくん)では、ロボティクスファッションクリエイターとして活躍するきゅんくんさんとの超会議限定コラボも実現。特別なPepperが、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の実物大イングラムとの記念写真を撮影してくれた。
テクノロジーの進歩に合わせて、常に変化するエンターテインメント! その先端の1つであるPepperによって、かつて漠然とした“未来”に過ぎなかった世界がリアルタイムになりつつある。
今回、Pepperが見せてくれた技術を通じて、多くの人々が、そんな“楽しい”未来の足音を感じることができたのではないだろうか。